どうも、茶々丸です。
またまた銀座NAGANOへ行ってきました。
銀座NAGANOでは信州のさまざまな食材や食品を買うことができますが、信州にあるお菓子屋さんやケーキ屋さんの商品をばら売りしているのも魅力のひとつ。この日は3種類のおやつを買いました。
「峠の古木」ガトーフレーズ(松本市)
峠の古木という何やら古風なお名前のロールケーキです。第26回全国菓子博覧会橘花榮光賞受賞を受賞しています。作っているのは松本市のガトーフレーズ。
私はガトーフレーズさんは初めて知りました。2000年に当時としては県内初となる婚礼用菓子専門の洋菓子メーカーとして誕生したそうです。お客さんの手元に作り置きではなくジャストタイミングのケーキを届けるべくあえて店舗は構えずネット注文のみで営業しているというお店です。ということは、わたくし、このロールケーキを食べることができたのはかなりラッキーだったのではないでしょうか?(≧∀≦)
ウェディングケーキのトップメーカー、ガトーフレーズが奏でる究極のロールケーキ。
信州(長野県)にはたくさんの峠があり、古くから峠越えの目印として大きな木がそびえ立っていたといわれています。その峠の古木をイメージして、くるみのロールケーキ「峠の古木」が生まれました。
全国でもめずらしい黒糖とくるみが奏でる絶妙な味覚。
ガトーフレーズのベストセラー。
とホームページは書いてありました。
スポンジ生地とシュー生地が二重になってクリームをサンドしているうえにくるみがたっぷり入っているので食感も楽しめました。私は生クリーム大好き、クリーム教信者なので(笑)もっとクリームがたっぷり入っているともっとうれしかったかな〜。黒糖とくるみの相性が悪いはずありません。それほどしっとり感はなかったのですが、婚礼用のお菓子の専門店と知ってうなづけました。ああ、引き出物のケーキだ!と。
「信州発えのきヨーグルト」長野県農協直販株式会社(長野市)
きのこ王国信州はついにヨーグルトにまできのこを入れてしまいました!
といってもえのきたけ抽出エキスとプロバイオティクスビフィズス菌が配合されたヨーグルトであって、えのきがざくざく入っているわけではありません。
えのきたけ抽出エキスには国立がん研究センターとJA全農長野厚生連北信総合病院の共同研究により、免疫機能の増強作用が報告されているそうです。そんなすごいエキスを生えのきたけ12g相当も配合しています。
えのきたけ抽出エキスはもとも茶褐色で特有の香りがあるそうですが、ヨーグルトに配合するためにえのきの風味やにおいを抑えたものに改良したそうで、当然えのきのにおいも味もありませんでした。
原材料名 生乳(信州産)、砂糖、脱脂粉乳、えのきたけ抽出エキス、ゼラチン、寒天/香料
原材料にゼラチンと寒天も入っていますが、固くないです。とろっとなめらかです。実はこのなめらかさはえのきたけ抽出成分の特徴である多糖類によるものなのだそうです。びっくり!
味はメイトーのヨーグルトにちょっと近いです。酸味が結構ありました。だからといって酸っぱすぎずあっという間に食べてしまいました。
信州発えのきヨーグルトにはドリンクタイプもあるそうで、そちらにはえのきたけ抽出エキスが生えのきたけ15g相当入っているそうです。
信州発えのきヨーグルトは実は信州大学との共同開発品なのです!
信州大学と長野市は、食品製造分野での技術革新を担う人材を創出し、地域経済の活性化と発展を目的とした『ながのブランド郷土食』人材養成プログラムを行っております。"信州発えのきヨーグルト"は、そのプログラムより生まれた商品で、信州産農畜産物の有効利用するため信州大学と共同で開発した『ながのブランド郷土食』認定商品です。
実はパッケージに信州大学という文字があったのも購入する決め手になりました。
実際は先日のブログで紹介した木曽の漬け物すんきの乳酸菌を入れたヨーグルト、スンキーがあればいいなと思って探しに行ったのですが、スンキーはなくてこちらがありました。
それはそれで大正解だったのですけども。
shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com
信州発えのきヨーグルトもスンキーも近所のスーパーで手軽に買えたらいいのになあ。
「胡桃の醍醐味」御菓子処 花岡(長野市)
醍醐味という名前に引かれて買ってしまったチーズケーキです。仏教では牛乳製品を発酵の段階に従って5つに分け、乳(にゅう)酪(らく)、生酥(しょうそ)、熟酥(じゅくそ)、醍醐に分け、それらを醍醐味といい、あとの方にくるほど美味であるとしていて、実際、牛乳を発酵させてチーズ的なものを作って醍醐味と呼んでいた……という話を咄嗟に思い出してついついカゴに入れてしまったのです。
これが買って大正解でした!
チーズの部分は大変濃厚でもっちりしています。かなりおいしいです。下にビスケット生地の層がありますが、これも胡桃が入っていておいしいです。おいしい×おいしいでダブルおいしいです。これはオススメです。
ただし、3〜4口で(男性なら一口かも)で食べられちゃうくらいの上品なサイズなのでもっと食べたくなってしまいます。
調べてみると御菓子処花岡のホームページには
お菓子処花岡は、長野県東御市で100年以上くるみと、皆様の生活に身近なお菓子にこだわって ずーっとお菓子を創っているお店です。
と書いてありました。
そして、銀座NAGANOに行ったときにあると絶対買ってしまうくるみるくというおいしいお菓子のお店だということに気づきました!くるみるくは本物のくるみより若干小さめな丸い最中の中にくるみ餡の入ったお菓子ですがちょっと洋菓子テイストでもあり、くるみの風味が濃厚でとてもおいしいのです。これはもう花岡さんはきっとどのお菓子もおいしいに違いない。他のお菓子も食べてみたくなりました!これは実際にお店に行ってみないといけません(≧∀≦)
千曲市の高校生からプレゼントもあったよ!
銀座NAGANOの2階にある観光案内所的なところで千曲市にある屋代南高校の生徒さんたちが作ったという切り絵カレンダーもいただきました。
かなりの力作ですね!「上手」なんて言葉では表せないくらい。
なんでも毎年銀座NAGANOに送られてきて無料で配布されているのだとか。切り絵の素晴らしさもですが、これ、紙もちゃんとした和紙に印刷されているのです。何ヶ所もの信州の名所が切り絵カレンダーになっていましたが、私は開智学校と安曇野をいただきました。松本城はすでになかったです。
東京の人たちに信州のよさを知ってもらうためにこのような活動をしているのかな?と思って調べてみたらどうやら銀座NAGANOだけに送られているだけではなく、屋代駅や千曲市の施設などに置いて「ご自由にお持ちください」としているようです。太っ腹です。
学校のホームページをみてもどのような経緯で切り絵カレンダーを無料で配布することになったのか書かれていませんでしたが、3年生の美術の授業で作った作品のようです。
また、屋代南高校には普通学科とライフデザイン科があり、ライフデザイン課のファッションデザインコースでは寝間着を制作し、社会福祉協議会へ寄贈するという活動を昭和59年から行っているそうです。
屋代南高校では介護用二部式ねまきを製作し、社会福祉協議会へ寄贈しています。
昭和59年(1984年)から在宅で介護を必要とする高齢者に地域の社会福祉協議会を通して、生徒が考案した独自の手作りの二部式ねまきを送ってきました。
二部式ねまきとは縫い目を最小限にし、着脱と洗濯がしやすいように、着物を上下に分けた形のねまきです。
従来は着物形でしたが毎年少しずつ改良が加えられ、平成11年度より下衣をパンツ型にした、パジャマ型「らくらくねまき」を製作しています。
地域の諸団体のみなさまからのご協力により材料を購入しています。
先輩から後輩へと受け継がれた活動は、30年を越えました。
地域に貢献する人材を多く輩出する校風なのでしょうね。こういう学校で育った子どもたちはとてもやさしい大人になるんじゃないかなと思いました。同じ信州人としてうれしいです。
最後に
私が銀座NAGANOにちょくちょく行ってしまうのは、自分の好きな故郷の味や製品があるからだけではなく、自分の知らなかった信州の味や姿を発見したり、故郷の人々のやさしさや実直さにふれることができるからでもあります。みなさんにも信州のおいしさやあたたかさにふれてほしいなと思った茶々丸でした。
ちなみに信州人は片手でくるみを割ることができるというのは大体本当です。私も片手で胡桃を割ることができます(えへん)。