信州松本ぺんぎん堂

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おいしくて身体にもよさそうな自然農法のお餅

どうも茶々丸です。

お正月の食材といえばお餅、ですよね。

実は年末に銀座NAGANOに買い出しに行って、とてもきれいなお餅があったので買ってしまいました。それがこちら!

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農楽福餅 春の彩り

ね、きれいでしょう。

これはきび、赤米、黒米、よもぎ粉の色とりどりのお餅が並んでいるのでこんなにきれいなのです。ちなみにひとつひとつの大きさは縦横3.7㎝、厚さ1.5㎝です。

気になるお味ですが、懐かしい昔のお餅の味がしました。昔のお餅というのは祖父や父が元気だった頃のお正月に臼でついていたお餅です。餅つきは幼少時のお正月の一大イベントでした。最近の大手餅メーカーの個包装されているお餅は食感がツルリとしていますが、昔のお餅には少しだけザラッとしたお米の感じが残っていました。農楽福餅にはその食感があるのです。また、お米やよもぎの味が濃くてとてもおいしかったです。

レンジでチンするとあっという間に膨らみます。ストーブの上で焼いてちょっと焦げ目をつけたらもっとおいしくなりそうです。

 

この農楽福餅を作っているのは長野市の農楽里(のらり)ファームさん。

農楽里ファームでは化学肥料や農薬を一切使わずに自然農法の古代米や雑穀、お米、野菜を栽培しているそうです。

農楽里ファームでは、化学肥料や農薬を一切使いません。
そして、傾畦の刈り草や、米ぬか、大豆、籾殻、籾殻くん炭など、植物系の肥料を最小限だけ使う自然農法を目標に全ての作物を育てています。また大豆など、作物によっては完全無肥料栽培をしています。
また、作物の状態によっては植物性のミネラル資材を微量使用する場合もあります。

苗作りに必要な培養土は、自家製の他は有機JASに対応した資材を使用しています。

種子については、自家採取の他、自然農法センターの種子、農薬処理のされていない種子を使用しています。

圃場については、田んぼを畑に、畑を田んぼに転換する田畑輪換や、畑作物の輪作、コンパニオンプランツなどを試み、雑草や病害虫の発生を回避しています。また畑では、耕さずに自然界の土の層状構造(落ち葉や枯れた草木が土の上で積み重なっていく)を再現して作物の生きる力を最大限に引き出す不耕起栽培や、半不耕起栽培にも取り組んでいます。

(農楽里ファームさまHPより抜粋)

ものすごく頭を使った農法ですね! 

農楽里ファームのホームページから農楽福餅の購入もできます。

農作業体験、自然体験ができたり農家民宿もあるそうなので興味のある方はこちらをチェックです↓

www.norari-farm.com

 

農楽里ファームが実践する自然農法とは何か気になったので簡単に調べてみました。

自然農法とは単なる有機栽培ではなく、山で発揮されているような自然の力を活かして作物を育てる方法のようです。一般的な栽培では農薬により病害虫を防いだり、化学肥料を作物に与えて成長を促すのに対し、自然農法ではそこに生きている虫、微生物、雑草などの力を最大限に活かして作物を育てるという発想に立っており、

  • 不耕起(耕さない)
  • 無農薬(農薬を使用しない)
  • 無肥料(肥料を使用しない)
  • 無除草(除草をしない)

以上の4原則を基本にしているそうです。しかも水もやらないという本当に自然に即した農法です。信州弁でいうと「水くれしない」農法ですな。

ただし、流派(?)によっては土を耕すことと除草は認めているところもあるそうです。

もうひとつ自然農法で特徴的なのは、種を採って次世代以降も栽培することのできる固定種や在来種の種を使用し、自家採種していくことです。どこかの多国籍バイオ化学メーカーが聞いたら怒りそうな立派な農法です。

奇跡のりんごの木村秋則さんもこの自然農法を実践されているのではないでしょうか。

 

松本市波田に自然農法国際研究開発センターの本部事務所と農業試験場があります。こちらは土を耕すことと除草は認めている流派のようです。

www.infrc.or.jp

 

私は紫外線アレルギーと虫が大の苦手という弱点があるのでそもそも農作業ができるかどうかはとても怪しいところですが、農薬や化学肥料を使わないというところに魅力を感じてしまいました。もしいつか庭付きの家に住むことができたらぜひ家庭菜園に取り入れてみたくなりました。虫、特に羽の生えた虫が苦手で、いまも文字にできないくらい苦手で、飛んでいたら畑に近寄れなくなる自信もあるのですが……。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!