信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

きみも今日から信州探検隊だっ!という本

こんばんは、茶々丸です。

実はわたくし、ドライブや探検が大好き!なので信州に帰ることができたら車で県内のいろいろなところを訪ねてまだ見ぬ場所を探検したいと思っております。

そんな私が2、3年前に帰省したときにイオンの本屋さんで見つけて衝動買いした本がこちらです。

f:id:pengin-dou:20210304222001j:plain

信濃毎日新聞社発行だゾ

信州探検隊 B級スポット未知への探訪

ね、ね、なんだか冒険心をそそりませんか?

この本では帯に書いてある通り信州と隣県の90ヶ所の穴場スポットが紹介されています。その90ヶ所は歴史、信仰、地理、湖沼、滝、温泉、地学、岩、気象、雪、磁場、交通、生物、土木と14のカテゴリーに分けてあり、カテゴリーを見るだけで信州は山国だなあと実感します。

歴史カテゴリーでは歴史深いけれどいまいちメジャーではない神社や神代文字碑のある知られざる場所が紹介されていたり、磁場では有名な分杭峠は紹介されておらずそれ以外のスポットを取り上げるなど「B級スポッと未知への探訪」というサブタイトルに違わぬラインナップです。実際に著者の日野東さんが訪れたときの発見や感想、そしてうんちくなども書かれていて読み物としても面白いです。

しかもこの本がすごいのはマップコードが記載されているので簡単にカーナビに設定できるところ。この本を買ったらすぐに行けよ!ということかもしれません。探検隊は悩んでいてはいけないのだ。ただし、山の上や山奥の場所が多いので足腰が達者なうちにこの本を入手して探検に行かねば、なかなか厳しいものがありそうです。コロナで東京に足止めをくっている私も年を取っていく一方なので早くコロナが収束してくれないとたどり着けない場所が増えてしまいそうで心配です。

 

カテゴリーの中で「燕岳のメガネ岩」というものが紹介されていました。

f:id:pengin-dou:20210304223448j:plain

こんなのあったっけ??

わたくし、中学生のときに学校行事で燕岳に登らされていますがメガネ岩の存在は全く記憶にございません。雷鳥がいたことやヘリが山小屋に食材を運んできたことは覚えているんだけどなあ。こんな奇岩を目前にしたら中学生なら大喜びだと思うんだけど……。見たかったなあ(見たかもしれないけど)。大人になった今はもう登山する気持ちにまではなれない(笑)。

あ、燕登山自体はとても楽しかったですよ。高校に行ったら山岳部に入ろうと思ったくらい。入ったのは帰宅部でしたが。

 

あと、この本の中で絶対行きたいなと思ったのは磁場カテゴリーで紹介されていた「皆神山・皆神神社の磁場異常」「カエル館のパワースポット」「美ヶ原・王ヶ鼻の磁気を帯びた岩」「磁場坂」の4ヶ所は全部行きたいですね。いま磁場が密かなマイブームなんです。

皆神山はUFO出現スポットだといわれているので昔からすごく興味があるし、この本では「分杭峠超え?」とも紹介されている茶臼山のカエル館は館内の一角で手をかざすとビリビリするという話を以前から聞いているのでこれもまた行ってみたいスポットです。

f:id:pengin-dou:20210304224350j:plain

カエル館

そして、まさか美ヶ原・王ヶ鼻の岩場も磁気を帯びていたとは知りませんでした。せっかくなら小学生のときに知りたかったです。何しろここも小学校の行事で登りましたから。今はどうか知りませんか私が小学生の頃は松本市の小学生には「美ヶ原登山」という行事があったのです。信州以外の方のためにお話ししますと、松本市の小学校の遠足という行事は絶対に毎年山!何がなんでも山!なのです。そして、中学では燕岳か乗鞍岳に登山(学校によって違った)。中学で3000メートル近い山に登るために小学校6年間の遠足で足腰を鍛えていたんじゃないかってくらい。松本市以外のところでも信州ならあまり変わらない義務教育の遠足・登山事情だと思います。中学の登山は以外と本格的で学校に登山グッズ屋さんが来て登山靴、リュック、登山帽、水を入れるポリタンクなどを買っていました。私は全てきょうだいのお下がりを使いましたけどね。そんな環境で育ったので大学生のときに他県出身の友だちから「遠足で横浜の山下公園に行った」という話を聞いて「そうなのか。遠足って山に登ることじゃないのか」と初めて知ったのでした。

f:id:pengin-dou:20210304225918j:plain

徒歩30分なら行けそう

美ヶ原は結構な場所まで車で上れるのでこの岩場までは徒歩30分らしい。それなら楽勝で行かれそうな気がする。ただ、方位磁針を岩に近づけると狂うのを見るだけのためにここへ行くのはどうなんだろう。やはり美ヶ原高原美術館とセットで行くべきか。

皆神山とカエル館の磁場異常の原因は不明だけれど、美ヶ原の岩場の磁気異常は原因がわかっていて、それはくり返し雷が落ちたためなんですって。

ちなみに美ヶ原は松本駅東口から真っ直ぐ前を見たときに一際目立つなだらかな山です。視力がよければ山のてっぺんにいくつもテレビ塔が建っているのが見えますが、それが美ヶ原の最高峰・王ヶ頭(2034m)の印です。北アルプスが威厳あふれる山なら美ヶ原をはじめとする東側の山はなだらかで少しだけ女性的な優しさを感じます。私だけですか?

 

みなさんもこの「信州探検隊」を参考に信州の冒険に出かけてみてはいかがでしょうか?信州の意外な顔を発見できるかもしれませんよ。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!