信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

ずっと変わらない松本の「声」

こんばんは、茶々丸です。

5日ほど前に信毎webで個人的にはとても嬉しい記事を見つけました。5日前ってどんだけ前だよって話ですが、最近なかなかブログを書く時間を取ることができません。寝る間を惜しんで書くほどの根性もなく(汗)。けれど、一度始めたからにはなんとか信州松本ぺんぎん堂を存続させたいなと強く思っております。

ということでその5日前の記事がこちら。

www.shinmai.co.jp

松本駅に電車が到着すると流れるアナウンスの話題です。

松本駅で電車を降りたことのある方なら耳にしたことがあるかと思いますが「まぁつもとぉ〜、まぁつもとぉ〜」という特徴的な女性の声のアナウンスが流れます。私はガラケー時代この音声を着信音にしていたことがありますが、そういえば昔からこのアナウンスだったな、とこの記事を読んで改めて思いました。このアナウンスが使われ始めたのは1985年か86年くらいらしいです。

記事によりますとこの声の主は声優の沢田敏子さん(84)。アニメの「アルプスの少女ハイジ」のナレーションなど数多くの作品に出演してこられたそうです。国鉄が駅の自動放送の本格導入を計画した時期に声の吹き込みの依頼を受けた沢田さん。全国のたくさんの駅のなかでも東京の玄関口の上野駅松本駅だけは特別扱いで、上野は郷愁を、松本は旅情を感じるようにと注文され、あの独特の「まぁつもとぉ〜、まぁつもとぉ〜」が誕生したのだそうです。確かに、各地の駅でああいったアナウンスを聞いたことないですね。最近は山手線や地下鉄のアナウンスを聞く機会が多いですが、もっとドライなアナウンスです。なるほど、特別なアナウンスだったからなのか。それに、松本駅であの声を聞くと「帰ってきた〜!」という実感がわきます。

 

また、この記事を読んで知らなかったことがふたつありました。

ひとつは「まぁつもとぉ〜」のアナウンスは松本が終着駅の列車の場合は3回、それ以外は2回だということ(全く気がつきませんでした)。

もうひとつは現在でも沢田さんの声が使われ続けているのは松本駅長野駅だけということ。JR長野支社は沢田さんの声を変える予定はないそうで、なんだか嬉しいです。それに長野県民のそういうところが好きです。わかりますかね、この感じ。

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新宿へ向かう最終のスーパーあずさ

実はわたくし、沢田さんの松本駅のアナウンスにはひとつ特別な思い出があります。

実は茶々丸が育った家はあまり松本駅から離れておらず、街が静まった夜中や早朝に「まぁつもとぉ〜、まぁつもとぉ〜」という声が聞こえてくることがありました。ひとりで受験勉強などをしている夜中に聞こえてきたりすると、なんだかよくわからないけれど特別な気持ちになったものです。

私にとって松本駅のアナウンスと松本バスターミナルの女性のアナウンスは忘れられない松本の「声」だったりします。高校は坂道を自転車で登るのが嫌でバスで通うことが多かったのでバスターミナルにも愛着があります。ていうか乗り物好きなんですよね、実は。電車やバス、飛行機も大好きです。

なんて話がそれてしまいましたが、私にとって松本駅のアナウンスはとても郷愁を感じる声なのです。これからもずっとあのアナウンスでお出迎えされたいと思います。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!