皆さまごきげんよう。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。
いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ梅雨前線も活発化して、あちこちで災害が起きているようですが。
命あっての物種です。
危険を察知したら、さっさと逃げましょうね (^^)b
さて、兎丸は今日も松本市にお出かけしました。
以前、テレビで見かけたことのある、「翁堂茶房」が復活したと言う場所を確かめに行って参りましたよ。
繩手通りの東側入り口のすぐ近く。
近所には、時代を感じさせるような建物が数多くあります。
流石、街中の公営住宅だけあって、建物もお洒落です。
翁堂は、上土通りにあります。昔は映画館などもあった場所です。
たぬきのケーキが有名ですね。
Facebook にアカウントをお持ちの方は覗いてみてください。
かわいらしいケーキがたくさん並んでいますよ。
その、翁堂の程近くに、翁堂の喫茶があったのですが、惜しまれつつも2015年に閉店してしまいました。
その後何件かは、店舗をお借りしたいとお話があったようですが。
翁堂さんとしては、当時のままのレトロな店内をそのまま残して営業してくださる方を探していたようです。
そこに名乗りを上げたのが、現在のオーナーである斎藤さんです。
当時を知る方ならば、非常に懐かしいことと思います。
お店の入り口も、店内も「翁堂」の雰囲気そのままに営業されているのですから。
2016年5月にオープンした「かめのや」さんは、「茶房翁堂」の常連さんだった方はもとより、沢山の方に愛される喫茶店として蘇りました。
松本に「珈琲茶房かめのや」 老舗純喫茶「翁堂茶房」の雰囲気残す - 松本経済新聞
当時の内装そのままに、調度品も新しくすることなく、あの当時の「翁堂」が見事に「今」に帰って来たのです。
店主の斎藤さんは、松本経済新聞の取材に
「店舗面積は約12坪、席数はテーブル25席。60年近く親しまれてきた「翁堂(おきなどう)茶房」跡に出店し、床と天井は張り替えたが、椅子やテーブル、シャンデリアなど多くのものをそのまま残して雰囲気を生かした。奥の坪庭の噴水も再利用する。「古き良き純喫茶の空気を大事にした」
と、答えられています。
本当に、お店の突き当りにある坪庭の水の流れもそのままです。
私が訪ねた時間帯は、モーニングにぎりぎり間に合う時間なので、モーニングを頼みました。
外はサクサク、中はふんわりとした絶妙な焼き加減のトースト。
ジャムは、りんごと葡萄と杏(?)だったかな~。の3種類。
葡萄のジャムが、皮と実がジャムになっていて、甘みと酸味が程よく調和して美味しかったです。
葡萄のジャムって珍しいですよね。 (^^)b
皮が食感の良いアクセントになっていて、しかも、実の方も甘いだけじゃなく葡萄特有の風味が感じられる。
この次伺った時に、このジャムが売っていたら買いたいくらいです。
お飲み物はクリームコーヒー。
ふわふわのクリームに薫り高くコクが深いコーヒー。
アイスコーヒーなのに、充分コーヒーの美味しさを味わうことが出来ました。
このふわふわのクリームは、甘さ控えめでくどくないのです。
コーヒーもストレートで、ガムシロップがついてなかったのですが、充分ほのかな甘さが感じられる薫り高いコーヒーでした。
皆さまも、松本をお尋ねになる機会がありましたら、是非、お立ちよりくださいね。
昭和にタイムスリップしたような懐かしさと共に、現代にも通じるモダンさが味わえる素敵な喫茶店でした。