信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

信州ファンのためのムック「長野県の大正解」

こんばんは、茶々丸です。

いや〜、買っちゃいましたよ、BRUTUS特別編集「長野県の大正解」(大は囲み文字)。

f:id:pengin-dou:20211021211219j:plain

緑の文字が美しいさわやかな表紙ですね〜、と言いつつ、実はこれ、よく見ると細かく刻んだ野沢菜漬けなんですね。りんごはシナノスイート、大の文字を囲んだ○の上には夏毛の雷鳥さんの親子がいます。この雷鳥さんはイラストではなく紙箱作家の梅川茜さんの作品<起き上がり雷鳥張り子>の写真だそうです。表紙からすでにこの1冊にこだわりがぎっしり詰まっているのがわかりますね!

裏はこんな感じ。

f:id:pengin-dou:20211021212927j:plain

八幡屋磯五郎!!

八幡屋磯五郎の七味の広告です。やはり長野県民の七味といえば八幡屋磯五郎ですね。レトロでシンプルだけど強烈なインパクトのある広告です。

 

さて、この本ではまず長野県を10のエリアに分けたエリアマップを掲載。それぞれの地域の特性を簡単にレクチャーしてくれています。そのうえで、

  • 「蕎麦の正解」進化する伝統蕎麦の世界。
  • 「美術館・博物館の正解」名建築と自然、作品の競演を体感。
  • 「温泉宿の正解」お湯よし、人よし、料理よし。
  • 「古道具の正解」縄文から昭和まで並ぶ、古道具店を探訪する。
  • 文化遺産の正解」自然と信仰が形作る歴史。
  • 「土地の味の正解」引き算の仕事で素材に向き合う2人の料理人。
  • 「サウナの正解」台自然を感じるサウナというツール。
  • 「外遊びの正解」飛ぶか走るか、登るか下るか。
  • 「お弁当の正解」とっておきの地元食材、詰めました。
  • 「音楽シーンの正解」ディープで親密な音楽と出会える場所。
  • 「ごはん宿の正解」絶品ごはんのために泊まりたい。
  • 「デザートの正解」美しいデザートは、多彩なフルーツが主役。
  • 「キーパーソンの正解」未来へ走る、町のフロントランナー。
  • 「アウトドア宿の正解」大自然に囲まれて泊まる。
  • 「星空の正解」無数の星を体で感じるために。
  • ソウルフードの正解」信州人の真髄に触れる、濃ーい味わい。
  • 文化遺産宿の正解」歴史と文化に包まれる。
  • 「工芸の正解」非ほっこり、質実剛健な日用品。
  • 「おみやげの正解」新旧の長野名物を、お持ち帰り。
  • 「噂の正解」信州に聳え立つ、話題の9連峰。

の20のカテゴリーで、長野県に来たら何を選ぶのが正解なのか教えてくれています。キーパーソンまで紹介しているのがおもしろいですね。それぞれのカテゴリーで紹介されている場所や料理にもBRUTUSにしかない着眼点があって新鮮です。いままでのガイドブックだったら、松本なら松本城をバーンと出しておくみたいなところがあったのですが、そういった王道の場所や食べ物をそれとなく紹介しつつもそれ以上にいままであまり紹介されてこなかったようなお店が取り上げられています。私の東京生活が長いせいかもしれませんが、本当に「知らないお店ばっかりだな〜」というのが正直な感想です。

「音楽シーンの正解」のカテゴリーでも古い考えなら「セイジ・オザワ松本フェスティバル」でも載せておくところでしょうが、この本では長野市松本市で音楽スペースを運営する2人の方に聞いた「県内の訪れるべき音楽スポット」を紹介しているのでより身近な音楽を楽しめるゲストハウスやカフェ、ジャズ喫茶、音響機器のお店などが取り上げられています。セイジ・オザワ松本フェスティバルは年に1回の大イベントですが、そういう大イベントじゃないところが紹介されているのは旅行者にとってもかなりいいと思います。

そんな感じで「長野県の大正解」は信州旅行に行きたいなと思っていらっしゃる県外の方々のみならず、信州在住で自分の暮らす地域と違う場所に遊びに行こうと考えている方にもオススメのガイドブックになっています。

 

また、これらの「正解」のほかに本の中ほどにはBook in Book「長野県のお取り寄せカタログ」があり、信州が誇る114品が紹介されています。どんなものが取り上げられているかというと……

  • パン
  • ジャム・はちみつ
  • ビール
  • シードル
  • 味噌
  • ご飯の友
  • おやき
  • 日本酒
  • チーズ
  • シャルキュトリ(食肉加工品)
  • ワイン
  • 果実おやつ
  • ジュース

なんだか呑兵衛さんが喜びそうなラインナップですね。しかも取り上げられている商品がなかなかオサレです。「ジャム・はちみつ」というカテゴリーがありますが、実は長野県は国内生産量日本一なのです!

海なし県なのでゴージャスな魚介類のお取り寄せはありませんがお歳暮にしても喜ばれそうです。

 

また、BRUTUSさんはとても親切で、「長野県の大正解」のWEB版マップも公開されています。もしかしたらGo toキャンペーンあるかもだし、こちらもどんどん活用させていただきたいですね!

brutus.jp

 

ということで「長野県の大正解」は信州人もそうでない人も信州ファンならぜひ手にとってほしい1冊でした。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!