さわやかな辛みがおいしい、安曇野のわさびの花
こんばんは、茶々丸です。
先日、安曇野のわさびの花が見頃だというニュースがTwitterで流れてきました。
わさび自体はあんなにつーんとするのに、白くて小さなかわいい花が咲くんですよね。花言葉は「目覚め」「うれし涙」だそうですよ。つーんとして目が覚めるし、そういえばわさびを使ったお料理はハレの日に食べることが多いような気がします。お刺身とか、お刺身とか……(他に思い浮かばない)。そんなことからつけられた花言葉なのでしょうかね?
そんなわけで私は「今年もわさびの花を食べなければ!」という変な使命感に燃えて銀座NAGANOへ行ってきましたよ。近所のスーパーで見かけないけど、銀座NAGANOだったら絶対あるだろうと思って。
銀座NAGANOの軒下には「新そばが入りました」という目印のそば玉が飾られていました。酒蔵の新酒の目印の杉玉の親戚みたいなものですね。
そば玉は新そばを迎えたお店に自然の精霊の息吹を取り込もうと20年ほど前から戸隠で作られるようになったそうです。一見たわしのような茶色いものの正体は杉の葉。なので作られたばかりのときは酒蔵の杉玉と同じく綺麗な緑色をしています。杉玉はまんまるですが、そば玉は杉の真ん中を戸隠伝統工芸の根曲がり竹細工で束ね、縁起物の鼓の形に似せています。
毎年完成したそば玉はちゃんと戸隠神社で祓い清められ、新そばシーズンの11月1日から戸隠地区のおそば屋さんの軒先に掲げられるそうです。実はわたくし銀座NAGANOで目にするまでそば玉の存在を知りませんでしたが、戸隠ではすっかり根付いているのだとか。
そうそう、今年は善光寺のご開帳の年なので、店内に入るとすぐ正面に小さな回向柱が建っていました。
こんなめでたい感じの銀座NAGANOでしたが、やはりというかさすがというか、ありましたよありました。お目当てのわさびの花。
1束400円のところ半額になっていたので思い切って2束買ってしまいました。太くて立派な茎です。さすが安曇野産!
わさびの花もかわいいです……と書きたかったのですがほとんどつぼみでした。
さてさて、このわさびの花、どうやって食べるのかといいますとお浸しや醤油漬けにすることが多いです。が、しかし調理方法は普通の菜っ葉とは違います。茹でてしまうと苦みが出てしまうのだそうで、簡単に書くと以下の手順です。
- 密閉できる容器を用意する。
- 食べやすい大きさに切ったわさびの花を軽く塩もみし、密閉容器に入れる。
- そこに砂糖を少々ふりかける。
- 熱湯をわさびがひたひたになるくらいかけて蓋をして密閉。
- 半日か一晩(少なくとも2時間以上)置いておく。
お砂糖は辛さを引き出すために必須なのだそうです。
私はいつも適当に作ってしまうので、今回はこちらのサイトの作り方をリンクで貼らせていただきます。
食べやすい大きさに切ったわさびの花を密閉容器に入れましたよ〜。
でもって熱湯を注いで密閉します。
ちょっとハーバリウムみたいですね。
半日おいておきましたらどちらの瓶もこの半分くらいの嵩に減っていましたので、中身を合体させて1本にしました。うち、冷蔵庫も小さいですし。
そしてできあがったわさびの花のお浸しは、かつおぶしと松本で作られているだししょうゆしののめをかけていただきました!
しののめ、ほんと大好き(*´∀`)
わさびの花はほどよくつーんとして、シャキシャキしておいしかったです!
あつあつのごはんによーく合う一品です。わさびの花丼にしてもいいと思います。
他の残りは白だしとおしょうゆとお水を適当に合わせただし汁を作って漬けました。しょうゆ漬けみたいなものです。私の中では白だしは正義なのできっとおいしくなるはず!(笑)
ということでみなさんも春の味覚「わさびの花」を見つけたらさわやかな辛みを味わってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!