信州松本ぺんぎん堂

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秘境 七色カエデ

皆さまごきげんよう

ぺんぎん堂安曇野支店のぺんぎん兎丸です。

急に朝晩の気候の変化が激しくなりましたね。

急速に樹々の紅葉も広がりつつあるようです。

 

安曇野市の北東に位置する、あづみ野池田町にある「七色大カエデ」を見に行ってきました。

今週いっぱいくらいで見ごろは過ぎそうですが、見事な紅葉でしたよ。

 



標高1000mにある大峰高原。

ここにある大きなカエデが七色大カエデです。

地元の人が大切に守り続ける樹齢250年ほどのカエデです。

 

ご存じでした?モミジもカエデも実は「カエデ科カエデ属」の植物なのです。

モミジは、「紅葉」から名付けられ、カエデは「蛙手」”かえるて”がカエデにと呼ばれるようになったようです。

びっくりですね。

 

緑色から黄色、紅色まで一本の樹で楽しめるんです。

大カエデの周囲には、中カエデ、小カエデも色づき始め

真に紅葉狩りを満喫できる観光スポットなのです。

 

ひっそりと静かにたたずんでいた、この大カエデが発見されたのは。昭和22年。

大峰高原開拓団が開墾の際に発見したものです。

しかし、この時の開墾は失敗し、それから20年ほどのちの昭和43年に、この辺りに大峰牧場ができ、道路を作った際に、立派な大樹に成長した大カエデに再開したそうです。

但し、気を付けなければならないのは、この「七色大カエデ」がある一帯は「私有地」であるという事です。

決して大挙して押し寄せて踏み荒らすようなことがありませんように願うばかりです。

池田町の人々は、この大峰高原が俗化されることを避けながら、大カエデを守り続けています。

見に行く方も、ごみを散らかさない、柵の中に入らないと言った心遣いが必要です。

入場の際は、一人200円ほど善意で支払うようになっています。

これも町で、大峰高原を守るための大切な浄財なのです。

 

俗化させず、ひっそりと、しかし確と護り抜く。

信州池田町の人々の心が素晴らしいですね。

 

春夏の大カエデも冬の大カエデもそれはそれは見事です。

 

ikeda-kanko.jp

 

池田町は、ハーブの里でもあります。

道の駅ではラベンダーの良い香りが楽しめますよ。

 

是非とも、静かにお越しくださいませ。

 

2022年11月5日にウォーキングイベントがあるようです。

締め切りは過ぎましたが、若干名募集があるようなので、如何でしょうか?

信州の秋を、ぜひ、ご体感くださいませ。