信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

安曇野だより 4 かりんとまるめろ

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

明日から12月ですね。

急に寒くなってきましたが、お風邪など召されませんように。

 

今日は、その寒い季節に喉に良い「かりん」の砂糖漬けを作ったのでご紹介します。

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かりん

ここで問題なのが、果たしてかりんとまるめろは同一なのかどうかと言うこと。

私が買ってきたかりんは、子供のに頃に諏訪まで買いに行った ”かりん” と、似て非なるものな気がしたからです。

そこで面白い記事を発見しました。

tripeditor.com

 

カリンとマルメロはどちらも信州・長野県に広く分布しているのだとか。両者の違いを詳しく説明しています。

カリンもマルメロも同じバラ科の落葉小高木なのだが、カリンはカリン属(以前はボケ属に整理されていた)、マルメロはマルメロ属。

植物辞典には、カリンは中国原産、マルメロの方はペルシア、トルキスタン地方原産とある。共に江戸時代、日本に渡来したようだ。が、渡来時期不明としている本もある。

 

なるほど。

やっぱり違うものだったのですね。

 

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かりん

 

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まるめろ

 

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かりん 切り口

 

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まるめろ 切り口

 

かりんは種を取ってしまいましたが、黒い種が縦2列に並んでいました。

ええええええええええええっ(゚д゚)!

今まで生きてきて初めて知ったこの事実!

私が子供の頃、祖母が作った砂糖漬けは「まるめろ」の砂糖漬けだったのか⁉

 

 

(´ρ`*)コホン

では、気を取り直して、「かりん」の砂糖漬けを作りたいと思います。

かりんは(まるめろもそうですが)硬くて酸っぱくて生食用には向かないのです。

だから、普段、余りスーパーマーケットなどでも見かけません。

今回は、たまたま、信州新町の道の駅で見つけられて良かったです。

 

まず第一に、綺麗に洗い水けをふき取ります。

微かに甘い香りがします。

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かりん

 

 

かりんを4つ割りにして、種と芯を取り除きます。そして、なるべく薄く切ります

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種の周囲の白い綿も綺麗に取り除きます。切っている端から酸化して赤くなりますので、薄く切ったかりんは、砂糖と塩少々を入れた大き目のボールに素早く入れます。

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かりんに砂糖をまぶすようにしっかりと混ぜ合わせます。

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砂糖をまぶせたかりんは梅漬け用などの瓶に素早く入れて、かりんが浮き上がって来ないように軽く重しをします。

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こんな感じで初めてのかりん漬けを作ってみました。

お味がどうなのかは、また漬け上がったときに試食したいと思います。

 

上記の記事のレシピは下記のHPを参考にして作りました。

www.oishii-shinshu.net

 

かりんに馴染みのない方は驚くかもしれません。

かりんの砂糖漬け

冬凍みる諏訪では、喉によいと云われるかりん(まるめろ)を各家庭で砂糖漬けしていました。お茶請けの広蓋には香りよい黄金色の一品が欠かせませんでした。かりんの砂糖菓子は、ふきやセルリーの砂糖菓子と共に、諏訪の3大砂糖菓子でした。かりん栽培農家では、かりんの砂糖漬け、かりん酒、砂糖菓子、干しかりん、かりん煮やかりんジャム等々、色々工夫し加工保存され、食卓を豊かに彩ってきました。
かりんの芯、果肉を薄く切り、天日でしっかり干して保存し、煎じて咳止めにも使います。
かりん酒、ハチミツ漬け等に利用しています。

 

寒いことを、信州では、凍みる(しみる)と言うんですよね~。

 

 

 

ぺんぎん兎丸さんのタロット占い 11/29~12/5

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

本日も来週の運勢を占いましょう。

今週も天と地と数多の精霊に祈り

浄霊をしてタロット占いを致しました。

当たるも八卦当たらぬも八卦とは申しますが

皆さまがよりよく生きるための参考になれればと思います。

 

早いもので、来週は12月に入るんですね。

新型コロナウイルスの影響で、この2年ほどはまるで時が止まってしまった様に感じておりましたが、実際は矢の如く過ぎてきたわけなのですね。

 

 

さて、今週も占いを始めましょう。

軽い気持ちで構いません。

気になる一枚を選んでくださいませ。

 

 

 

 

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1枚目 左端のカード

 

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XI Justice

 

XI Justice 正義のカード 正位置です。

右手に持った剣は、倫理を汚すものを断罪するためにあり。

左手に持った天秤は、聖なる判決の公平さと均衡を表しています。

それにより、正義を固守する姿が描かれております。

 

あなたは公明正大な心を持った方です。

何事も公平で公正な判断が出来る人でしょう。

非常に誠実で、決まり事をきちんと守れる人でもあります。

来週一週間は、調和のとれた安定した時間を過ごせることでしょう。

 

 

 

 

 

2枚目 真ん中のカード

 

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XIX The Sun

 

XIX The Sun 太陽のカード 正位置です。

太陽は、その光と熱によって、すべての生命を保持し、また、増殖の力を表しています。

大変良い傾向にあるカードですね。

生きる喜びにあふれた週になることでしょう。

対人関係も良好ですので、新しい友情が芽生えることもあるでしょう。

何かを成功させるには良い時期になることでしょう。

 

 

 

3枚目 右端のカード

 

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XX Judgment

 

XX Judgment 審判のカード 正位置です。

復活を暗示するカードです。

運が開けて良い報せを受けることもあるかも知れません。

健康を損ねている方も回復の兆しが見えます。

物事を成し遂げる喜びを感じられることもあるでしょう。

今までの地位が好転することでしょう。

 

 

さて、今週の結果は如何でしたでしょうか。

寒くなりますので、お身体に気を付けてお過ごしくださいませ。

 

 

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安曇野だより 3 

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

11月も残りわずか。

冬の足音が近づいて参りましたね。

 

って言うより、もう初冬なのかしら。

度々ご店主さまが仰る通り、信州はりんご王国です。

まあ、青森県市場占有率には適いませんけれども。

兎丸が住んで居る安曇野も西の山は整備されたりんご畑が広がっておりますし、長野県内あちこちにリンゴ畑を見かけます。

どのくらいの種類のりんごが作られているのか、ちょっと分かりませんでしたので、ネットを旅していましたところ「信州SOBA農房」さまのHPに行きあたりました。

 

www.kamakuraya-soba.com

 

こちらのかまくらやさんでは、自社栽培にこだわった蕎麦を始めりんごも生産されているようです。

信販売のサイトもあるようですので、ぜひご確認を。

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かまくらや りんご一覧

りんごは8月中旬から、品種を変えて12月下旬まで楽しめる果物なんですね。

今は、サンふじの時期です。

蜜がのって甘いりんごです。

二つに切ると、りんごの中心部が黄色く透き通っていたことがありませんか?

それが、りんごの蜜と呼ばれる部分。

この部分が現れたふじは本当に甘くてシャキシャキして美味しいです。

 

私も、サンふじを食べようと、秘密兵器を取り出しました。

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りんごカッター

これを上から差し込んで、ぐっと力を入れれば、あっという間に綺麗に8等分に切り分けられた、りんごの出来上がりです。

出来上が…出来…出…でっ…で…_(┐ ノ´ཀ`)_

 

 

ぐぬおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ~っ!

ぬうおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ~~っ!

 

ひええええいいいいいいぃぃぃぃぃぃ~っ!

 

何がどうしてこうなった?

 

ぜえぜえぜえ💦

 

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だめだ。

どうにもならねえ。(あ、すみません)

二進も三進も行かないとはこういうことなのか。

にっちもさっちもどうにもこうにも ブルドッグ ハイッ

 

 

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なぜだ…何故なんだ…orz

 

膠着状態とはこのことか…。

 

どうすれば?いったいどうすればこの輪っかが外れるの?

 

七転八倒四苦八苦…

NOOOOOOOOOOooooooooo!

この、まったくもって動かない白い輪をどうすれば?

私の不器用さ加減と言ったら ┐(´д`)┌ヤレヤレ

綺麗な筈のりんごがズタズタになってしまいました。

包丁さんありがとうございました。

さて、これからまた、りんごカッターと格闘してまいりますわね。

 

 

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台所のちまちま信州♥

こんばんは、茶々丸です。

私は東京に暮らしながら「故郷・信州を応援するぞっ!」と密かに思っているので、お買い物に行っても信州産の食材などを優先的に買っています。ちまちまと集めている感じです。

そこで今日は、いまうちの台所にある信州産の食材をご紹介します。

 

まずはこちら。

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柚子味ですよ(^^)

ハナマルキさんのインスタント味噌汁です。今回はなごみ柚子

味噌汁に柚子ってどうなの!?と思いましたが、これがなかなかいいお味です。その名の通りなんだか和みます。お湯を注ぐとこんな感じ。

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意外と具だくさんです。柚子が浮いているのも見えますね。

ハナマルキさんは伊那市に本社のある大正7年創業の味噌屋さんです。

「お味噌ならハナマルキ♪」

というCMで多分全国的に有名な会社なのではないでしょうか。

企業情報を見ると売上げ構成比は味噌55%、加工食品45%とのことで、商品を見ると塩麹や甘酒などもあります。甘酒は透きとおった甘酒なんておしゃれな商品があります。今度飲んでみよっと。

www.hanamaruki.co.jp

 

私は自分で味噌汁を作りますが、食事を作っている時間がないときに重宝するのでインスタント味噌汁は必ず買い置きしています。カップスープ感覚です。もちろん選ぶときは信州産かどうかがポイント。そうするとうちの近所のスーパーだと必然的にハナマルキさんかマルコメさんになります。

マルコメさんは長野市の企業。私はインスタント味噌汁のほかに液みその赤だしをよく購入しています。赤だしほんと大好き。

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便利な液味噌

お鍋の中で一生懸命溶かさなくてもいい液みそはかなり便利なんですよね。

溶く手間がないので鉄火味噌を作るときにも重宝しますよ。

www.marukome.co.jp

 

このほか信州味噌は現在冷蔵庫に松本市萬年屋さんの長熟という味噌も入っています。ひとり暮らしだというのにどれだけ信州の味噌を持っているんでしょうか(笑)。萬年屋さんの「長熟」については以前もブログでご紹介しておりますのでよかったら読んでみてくださいね。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

我が家にある信州産の食材、続いてはこちら!

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信州はるさめ

こちらは中野市にある信濃産業さんの信州はるさめです。

はるさめにもいろいろありますが、モジャッとしていて絡まっているようなはるさめはひとり暮らしでちょっとずつ使う自分には使いづらいので、ストレートで使いやすいこのはるさめは何度もリピート買いしています。私はこれをはるさめサラダ(中華味かマヨネーズ味をきぶんによって)にしたり、鍋に入れたりして食べます。あっ、挽肉と中華風に炒めてもおいしいですよ(*^。^*)

信濃産業さんは昭和25年、高野豆腐の製造と冷蔵倉庫業でスタートしましたが、その後はるさめ製造に業種転換されたそうです。現在ははるさめのほかにくずきりやなめたけなども製造しています。きのこ栽培が盛んな中野の会社なのでなめたけ製造も頷けます。

www.shinano.server-shared.com

 

ということで今回は我が家の台所にある信州産の食材をちまちまとご紹介してみました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

桑の葉ほうじ茶でやせられたのかとおいしい塩むすびの報告

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こんばんは、茶々丸です。

本日は以前ブログで紹介したももののその後についてのご報告です!

「やってみます」と書いたからには実際に試してみるのが信州松本ぺんぎん堂です(^^)v

今回のご報告は

桑の葉ほうじで実際にやせられたのか

・野沢産「つきあかり」を極上炊飯モードで炊いた味はどうだったのか

・信州関連の懐かしいものが出てきたらまた報告しますと書いたその後

以上の2点になります。最後までお読みいただけると幸いです。

 

 

「桑葉のほうじ」茶でやせられたのか?

こちらは上田市喜光堂さんの桑の葉ほうじ茶で痩せられるのか試したいと書いた記事です。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

桑の葉に含まれるDJNという成分が食後の血糖値を下げ、余分に摂取した糖分を排出してくれるというので、甘い物大好き人間の茶々丸としては期待大だったのです。

そして、結論は……正直に告白すると食事のたびに摂っていた訳ではなかったのですが、それでも「そういえば太っていないな〜」という感じです!

効果としてはそれより以前にご紹介した池田町桑茶という桑の葉の粉末の方が効いた気がします。けれど、お味としては桑の葉ほうじの方が親しみやすくおいしいです。「桑の葉ほうじ」はその名の通りほうじ茶のような味ですが普通のほうじ茶より渋みがなく、池田町の桑茶は青汁を飲む感覚に近いです。味を取ってじわじわやせるか、速効性を狙って粉末を飲むか……という感じでしょうか。

 

長野県産「つきあかり」を極上炊飯モードで炊いてみた

こちらの記事は初めて長野県産米のつきあかりを食べてみたときの記事です。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

このなかではあまりに空腹だった茶々丸が日立IH炊飯ジャーの極上炊飯モード(90分)での炊きあがりが待ちきれずに快速炊飯モード(27分)で試食しました。

そして、何度か快速炊飯モードで炊くことが続いたのですが(どうして私はいつもおなかがすいているのでしょうか)、先日やっと極上炊飯モードで炊いてみました。私のお釜の極上炊飯モードには「ふつう」「しゃっきり」「もちもち」の3つがありますが、好みで「もちもち」を選択。そして、炊きあがりはといいますと………

う〜〜〜ん、まるでお餅のようだ!!

高速炊飯ではつきあかりの一粒一粒が立っている感じでしたが、「もちもち」モードでは見た目ではそれほど粒だっていませんでした。それでも噛んでみると口の中でちゃんと粒を感じることが出来て、つきあかりの強さを感じました。

そして、これは塩むすびにしたら最高においしいのではないかと思い、以前ご紹介した大鹿村・塩の湯山塩とカルディで買った「白えび万能調味塩」の2種類の塩むすびを作ってみました。

「白えび万能調味塩」は調味料を添加された海老味なのでそれはもうおいしくないとダメですが、無添加でありながら「山塩」はかなりおいしかったです!滋味があるというか、弾力のあるつきあかりに絶妙に合い、お米の甘みを引き立たせました。そして「体にいいおいしさ」だと感じました。長野県産米×長野県産塩でおいしさも倍増です(^^)v

というか、塩むすびのおいしさは、お米の味に力がないとダメだと思うし、塩にもカドのないまろやかさと天然のコクがあってこそのものだと思うので、その点で言えばつきあかりも山塩も素晴らしい、信州が誇っていい味です!

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

懐かしい信州グッズがまた出てきました!

こちらは家に昔の信州グッズが結構あると書いた記事です。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

こちらでは昭和53年の松本市の下敷き、カフェレストガレージさんの昔のステッカー、FM長野の昔のステッカー、をご紹介させていただきましたが、まだもうひとつ出てきたんですよ、信州のおなつかしグッズが!それがこちらです!

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国宝松本城400年まつりステッカー

これは平成5年(1993)ですからもうおよそ30年前のことですね!

メインは信州博覧会だったんですよね。楽しかったんだろうなあ……。

 

ということで、以上が本日のご報告になります。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

信州に月の都あり

こんばんは、ぺんぎん茶々丸です。

わたくし先日、月についての記事を書いたときに「松本城が信州一の月の名所だと勝手に思っている」と書き、信州の月の名所と言えば千曲市姨捨の田毎の月は「水をたたえた小さな水田のひとつひとつに月が映り込む様が幻想的なので、そのお話はまた5月の田植えシーズンの前にでもすることとしましょうか。」などと書きました。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

しかし!です。

先日、「信毎web」で「水はなくても『田毎の月』 千曲・姨捨の棚田をLEDでライトアップ 来年3月まで」という記事を目にしました。なんとなんと、この月の名所は冬でも田毎の月を楽しもうと趣向を凝らしているんですね。棚田のあぜ道に3800個のLED照明を設置し、田んぼの真ん中には月に見立てた黄色や白の照明を設けたのだそうです。凜とした寒さのなかで照明の美しさが引き立つことでしょう。

www.shinmai.co.jp

これはもう姨捨の棚田を取り上げないわけにはいかないです!

ということで今回は月の名所・姨捨の棚田について書いてまいります!

 

 

姨捨の棚田とは

姨捨棚田の場所は?

姨捨の棚田があるのは長野県の千曲市です。

冠着山(1252m)や三峰山(1131m)などを中心とする聖山高原。その善光寺平側の斜面の標高460m〜560mの範囲に棚田が広がっています。面積はおよそ25ha。

この棚田は元禄10年(1697)に上流の大池から水を引くために堰を作ったのに伴って作られたと伝えられています。いまから300年以上も前なんですね。

安永6年(1777)の大池普請までにはおよそ42haが開田され、明治10年には約85haまで増加してほぼ現在の棚田築が完成したと考えられています。

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姨捨の棚田

 

古からの月の名所・姨捨

姨捨の一帯は平安時代頃から月の名所として愛され、延喜5年(905)〜延喜12年(912)頃に成立した「古今和歌集」に収蔵されている

「わが心なぐさめかねつさらしなや姨捨山にてる月を見て(私は自分の心を慰めようと思っても慰めきれない。この姨捨山の美しく照る月を見ていると)」

を最古として、「更級日記」や「新古今和歌集」でも月の歌が詠まれているとのこと。

また、あの豊臣秀吉

「さらしなや雄島の月もよそならんただ伏見江の秋の夕暮れ」

伏見城で見る月のライバルに姨捨の名をあげています。

また松尾場所も貞享5年8月、姨捨の月を見ようとやって来て

「俤や姥ひとりなく月の友(おもかげや うばひとりなく つきのとも:(姨捨に来てみると)その昔この月を眺めて一人泣いていたおばあさんの姿が浮かんできて物憂い気持ちだが今宵はその面影を偲んで月を友としよう)」

と詠んでいます。

また歌川広重は浮世絵に姨捨の棚田の絶景を残しています。

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歌川広重「六十余州名所図会」信濃 更級田毎月鏡台山

ただし、Wikipediaを見ると「眼下の景観すべてが甲越両軍の12年にわたり5度戦った川中島の戦いの戦場であった」と書かれており、凄惨な歴史も目撃した場所でもあったようです。

 

毎の月とは

田毎の月は長楽寺の持田である四十八枚田に映る名月のことです。

棚田の1枚1枚のそれぞれ全部にお月さまが映っているというのが「田毎の月」の意味になります。夜空にはひとつの満月、棚田には48個の満月、という具合です。

四十八枚田は1反歩(300坪、990平米)を48枚に分けた棚田で、西行阿弥陀四十八願にちなんで名づけたと伝えられています。実際の棚田の写真を見ると48枚どころかもっともっとありそうに見えますけどね。

姨捨の「田毎の月」が文献の上で初めて出てくるのは戦国時代に越後の上杉謙信川中島の合戦の戦勝を祈願した願文だとのこと。またそののちの天正6年(1578)に作られたとされる狂言本「木賊(とくさ)」にも信濃国の名所のひとつとして登場するそうです。

江戸時代になると棚田開発が大きく発展するのに伴って姨捨山から見た月だけでなく田んぼの1枚1枚に映る月が俳句や紀行文の題材として注目されるようになったとか。山の中にあるにもかかわらず平安時代からここには多くの人が訪れ月を愛でていたのですね。「姨捨山」という昔話があるので姨捨自体は昔からあるものだと思ってはいましたが、それは年老いた母を捨てなければならないような悲しいお話の舞台だったという印象で、まさか平安時代から人々が月に魅せられる場所だったとは認識していませんでした。

また、「姨捨(田毎の月)」は1999年5月10日、国の名勝に指定され、日本で初めて文化財に指定された農耕地でもあります。

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実際の田毎の月 日本遺産 月の都千曲さまサイトより拝借

 

月の都 千曲

そして信毎webの記事をきっかけに姨捨の棚田について調べていくと、なんとなんとなんとなんと!「月の都 千曲」令和2年度文化庁日本遺産に認定されていたことがわかったのです!

わたくし、勉強不足でこんな素敵な情報を知りませんでした。

「月の都」——なんて美しい言葉なのでしょう。

tsukino-miyako.jp

 

日本遺産とは文化庁が我が国の文化財や伝統文化を通じた地域の活性化を図るために認定するもので、その歴史的経緯や、地域の風土に根ざした世代を超えて受け継がれる伝承や風習などのを踏まえたストーリーのもとに有形・無形の文化財をパッケージ化したものです。

次に引用するのが「月の都 千曲」のストーリーの概要です。

日本遺産「月の都 千曲」

姨捨の棚田がつくる摩訶不思議な月景色「田毎の月」〜

 

長野県千曲市は東西から迫る山の間を

南北に千曲川が流れる狭長な地形に位置し

古来、人びとが行き交ってきた交通の要衝の地です

 

千曲川の左岸にひときわ高くそびえる

冠着山(古くは「姨捨山」と呼ばれた)の麓は

「更級の姨捨山に照る月」「田毎の月」と呼ばれ

古くから月見の名所として知られてきました

 

ストーリーには下の図に示すように

  1. 月見にまつわる『古人の「遊び心」』
  2. 棄老物語や棚田の耕作などの『先人の「暮らしの知恵」』
  3. 伝統を継承しつつ『今に生きる「月見の地」』

の3つの柱のもとに「月の都 千曲」を紹介していきます

 

(日本遺産 月の都 千曲より抜粋)

 

3の「伝統を継承しつつ『今に生きる「月見の地」』では、伝統的な月見の場所として四十八枚田の持ち主・長楽寺が、新たな月見の場所としては標高547mに位置する姨捨駅、長野自動車道の姨捨サービスエリアが上げられています。「月見の駅」なんてロマンチックですね。

実は私は姨捨には降り立ったことはなく、子どもの頃に電車で姨捨駅のスイッチバック方式を何度か体験しただけなんです。スイッチバックとはSLの時代に鉄道で急勾配を上るために作られた仕組みで、力が弱いSLが急勾配の途中で止まってしまうと再び動き出すのが難しかったため急勾配の途中から線路を分けて平らな場所に駅を作ったものです。姨捨駅も急勾配の途中に作った平らな場所に建てられた駅なので、駅に入線するときには一旦バックする必用がありました。しかし、このただ単にバックして駅に入る動きが子ども心にはとても楽しく、ワクワクを感じたものです。そんなワクワクの場所が月の名所だなんてワクワク倍増です。

 

また、「月の都 千曲」と「月の都さらしな」というふたつの呼び名がありますが、「月の都さらしな」は更級地域が古代から「月の都」と歌に詠まれて称賛されてきたことに由来する歴史的な名称で、「月の都 千曲」は千曲市の魅力を広くアピールするため日本遺産として認定されたストーリーの名称なのだそうです。「さらしな」という響きも素敵ですけどね。しかし、古人も憧れたさらしなの里の「更級郡」は地名としてはなくなってしまったのです。けれども「月の都」が文化庁から認定されたのは、もともと「さらなしなの里」だったこの一帯に冠着山や鏡台山、姨捨の棚田、千曲川といった月を美しく魅せる舞台が揃っていることと、古代から都とつながっている道があり、人々の心を魅了してきた歴史があったことが大きかったからのようです。

私も来年は姨捨の田毎の月を見てみたいと思います。

 

そして姨捨といえば……

実を言うと、私の中で「姨捨」という単語を聞いて真っ先に思い浮かぶのはオバステ正宗なのです。「オバステ正宗」は千曲市純米酒蔵元長野銘醸の日本酒です。長野銘醸さんは元禄2年(1689)創業。江戸時代後期から愛されているこの蔵元で最も親しまれている純米酒だそうです。松本に住んでいたときに「オバステ正宗!!」というCMをよく目にしたのでこれが私の脳にインプットされているんです。

オバステ正宗は2007年から最上級酒から普段飲みのお酒まで全て、二日酔いや悪酔いの原因ともいわれる醸造アルコール無添加純米酒にしたそうです。健康的でいいですね!使用しているお米は長野県産米100%というところも素敵です(※商品によって長野県産米以外の原材料もあり)

オバステ正宗のほかに姨捨正宗というブランドもあって、どちらかが高級なんでしょうかね?

また、「棚田」というブランドは姨捨棚田の米と水だけで仕込んだ唯一無二のお酒だそうです。私はお酒はあまり飲まないのですが、かなり興味が出て来ました。私は地元に根ざした商品やサービスにすごく心を惹かれてしまうのです。

サイダーで割っておいしいカクテル用日本酒「カメレオン」なんて11月24日(今日だ!!なんてすごい偶然!!!!)新発売の商品もあって、これも飲んでみたくなりました。なんか偶然すぎてこれ買わないわけにはいかない気がしてきた……。

www.obasute.co.jp

 

ということで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展へ行って来ました。

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

兎丸、昨日の ♪よっこぉ なぁぐりの雨のなっかぁ~🎶(分かる人にしか分からない)

長野市まで遊びに行って来ました (*´艸`*)

(相方の趣味によって、行きは国道19号線の下道を通って長野市まで向かいました)

 

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に行くためです。

1999年、老衰のため90歳で死去、従三位、勲一等瑞宝章。生前、日展への出品作など代表作の多くを東京国立近代美術館長野県に寄贈。長野県は長野県信濃美術館(現長野県立美術館)に「東山魁夷館」(谷口吉生設計)を増設し、寄贈された作品の常設展示にあてている。

なるほど。だから長野市東山魁夷館があるのですね。

 

 

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東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画

 

 

昔から、長野VS松本と揶揄され、まあ、あまり馴染みのない土地ではあるのですが。

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に、心惹かれて行って参りました。

 

ところで、下道の国道19方線沿いにある道の駅は、”旧大岡村”に位置するものと、”旧信州新町”に位置するものとあります。

どちらも素朴な道の駅で、地元でしか採れない珍しい野菜もたくさんあるんですよ。

ここには、私の住んで居るところでは見たことがない野菜などが、ふんだんに取り揃えてあります。

なぜか、PeyPeyなどの電子マネーにも対応しているんですよ。

ちょっと、田舎だと侮っていました。さすがの対応力です。

ただ、今がけ崩れの修理をしておりますので、片側交互通行になっている部分もありますのからお気をつけて。

 

そんなお店で、「かりん」を見つけました。

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かりん(マルメロ)

かりんは、マルメロとも呼ばれるそうで、明日はこの固い実と格闘して、かりん漬けを漬ける予定です。

昔、祖母の家でかりんの砂糖漬けを食べたのを思い出します。

美味しくできるといいなあ。

 

さてさて、いよいよ長野市街地に突入するのですが、コンパクトシティ松本に長く住んで居たせいか、長野市は広すぎて何が何だか分かりません。

下道の場合は、安茂里~中御所に出て善光寺方面に向かいます。

長野道を走ると、川中島~中御所に出ます。

走る道路によって、出る場所が違うので、方向音痴の私は何が何だかです。

 

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善光寺 周辺

でも、心配無用でした。私の相方は、生きた NAVI ❣ 生きた辞書❣ なぜこんな道が分かるのか?なんか物凄い量の様々なデータがつらつらと淀みなく出てくるのですから。

善光寺の裏手に、長野県立美術館がありました。2021年の今年新築完成したばかりの美術館です。

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長野県美術館

 

久し振りに見た長野県立美術館は、城山公園の広大な敷地内に建造されたおり、違和感なく景色に溶け込み子供から大人まで楽しめる大空間になっていました。

(駐車場からはちょっと歩きます(^^ゞ)

我々は、例のない試みですが、城山公園に開いた「屋根のある公園」と呼ぶ自由な利用が可能なスペースと、「公開承認施設」としての美術館部分とを機能上分離した上で、一体的に整備することとしました。内部での行き来は可能ですが、同時に、別々の運用も可能な計画となっています。

また、隣接する東山魁夷館も谷口吉生氏の設計により、リニューアルが行われました。以前から、二つの建物はつながっていましたが、今回の計画では、中央に共通のエントランス広場を設けると共に、水景を挟んで向かい合う形とし、より一体的な施設としています。

新しい県立美術館は、展示室や収蔵庫など美術館の主要機能をしっかりと護りながら、その外周を公園に向かって明るく開放的な共用部で囲んだ構成となっています。展示室以外のこうしたスペースを、無料ゾーンとして公園の一部のように誰でも利用できるようにすることは、当初からのテーマの一つでもありました。善光寺を望む屋上広場も、様々な利用が可能です。これから、この美術館がどのように使われていくかがとても楽しみです。

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長野県立美術館

 

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長野県立美術館から見える善光寺

今、唐招提寺の御影堂は平成の修理の最中であり、2022年3月までは御影堂の拝観は出来ません。

その修理期間に、長野県立美術館で特別展示がなされているのですね。

現在国宝である「鑑真和上坐像」は新宝蔵に遷座されているようです。

 

10年の歳月をかけて、描かれた唐招提寺御影堂の襖絵は、圧巻としか言いようがありません。

日本全国はもとより中国の様々な土地を巡り、時には荒波に日本の自然の厳しさを見、時には急峻な山中で壮大な自然の声を聞く。

スケッチ画も何枚も描き、まるで設計図の様な緻密な下絵を元に大きな襖絵と格闘する。

絵を生業とする人の壮絶さと、生命を削るほどの気迫にただただ圧倒されるばかりでした。

一見平面に見える襖絵も、見る角度や位置が変わると、立体的に見える不思議。

今まで日本画はあまり見たことがなかったのですが、自分の中では日本画の見方が少し変わったような気がします。

この襖絵が唐招提寺に行かなくても拝見することが出来たのですから、非常にラッキーでありました。

山中の樹林の間から匂い立つようにけぶる濃霧のような雲のような、まるで森林の香りまでしてくるような、濃淡様々な緑が表す山の景色。

 

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寄せては返す波に洗われる岩肌。白く打ち付ける波頭。何種類の青い岩絵具が使われたのか、波打つ浜辺に打ち寄せる波。

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山の形がまるで違う中国の景色。雄大にゆったりと流れる川岸に揺れる柳樹。

川の中州のほとりに浮かぶ小さな舟。

日本のそれとはまったく違う浸食された中国の奇岩の様子。

これらは、色味を抑え墨の濃淡で描き出されている。

余りの気迫に圧倒される時間を過ごしてまいりました。

 

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ただ、ちょっと、館内の案内係の方が、少し不愛想でした。

そこだけがちょっと残念。

騒いでいても注意しない場合があったり、何もしていないのに注意されたり。

なんだか少しがっかりしてしまいました。

 

そこで1階の白い馬シリーズの絵に慰めてもらい、帰路についたのでした。

そこには、障壁画とはまた違う、様々な場所に現れる幻想的な白馬が描かれた絵が何枚かありました。

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緑響く

もちろん、大好きな「緑響く」もありましたよ。

これから、寒い冬がやってくるので、お出かけの機会も減るかも知れませんし、新型コロナウイルスもまだまだ油断できませんしね。

今年も12月を残すところばかりとなりましたが、悔いのない一年とは言えないので、これから少し、挽回するぞ~っ(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

 

 

 

 

千住博ART IN NEW YORK

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