皆さまごきげんよう。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。
いかがお過ごしでしょうか?
ここ信州もお盆明け8月下旬頃~9月最初、そしてつい先週くらいまで、新型コロナウイルス感染症の患者が多くなり、県独自の感染警戒レベルが引き上げられ、自分が住む圏域から外に出ないような注意がされました。
長野県は、3000m級の高い山々が県の中にも境を作りますので、自分が住む松本広域圏の外に出る為には、峠を越えないと行けません。
なるべく自分が住む盆地から他の地域に出ないように、近隣のスーパーに買い物に出る位で、他地域には行かないように注意して来ました。
10月になって、日本全国の該当する県に出ていた緊急事態宣言が解除されるにあたり、家の中に閉じこもっていた自分も、何処か行楽に出かけてみたくなりました。
でも、未だ人手が多いところには行きたくありません。
人出が少なくて、域外に出ずに観光を楽しめる場所…。
どこかあるかな。
前置きが長くなりました…(^^ゞ
皆さま、たつのこ太郎の伝説をご存じですか?
昔々放映されていた、某昔ばなしアニメーションのオープニングで、龍に乗って居た子供の姿を覚えていますでしょうか?
龍の背に乗って居る子供がたつのこ太郎です。
今回は、そのたつのこ太郎のお母さん犀龍が住んで居たと言われる大町市高瀬川上流域、大町ダムにある龍神湖まで行って来ました。
静かな大自然の中にひっそりと水を湛えている大きなダム。
山影を映す青い龍神湖。
標高906mにあるその場所は、良く晴れた秋の日の暑さを忘れ、涼しく過ごせる大自然の中の憩いの場所でした。
大町ダムの建設目的は、度々洪水をおこし下流域の大町市や松川村に被害を与えて来た、高瀬川流域の治水の為でもありました。
「脱ダム宣言」などで有名になったかつての長野県知事が居りましたが、ダムは、下流域の治水・利水に役立つこともあるのです。
たつのこ太郎の伝説の地、龍神湖が下流域の治水に役立っている様子は、なんだか今でも母である龍神と子供の泉小太郎が、ひっそりと青い湖水に生きているような想いがします。
伝説「犀龍と泉小太郎」のあらすじ
昔、安曇野から松本平にかけては、まんまんと水をたたえた湖であった。そこの主の犀龍と山向こうの池の白龍王との間に生まれた日光泉小太郎は、湖のほとりに住む老夫婦に人間の子として育てられた。小太郎は、湖の水をなくして豊かな郷土をつくりたいと願っていた。その後、ここ、ダムの地尾入沢で再び逢った親子は心が通じ合い、犀龍は背中に小太郎を乗せ、山清路の岩盤を打ち破って湖の水を日本海へ落とし、この地を豊かな平野にした。小太郎は年老いてこの平が一望できる仏崎の洞穴へかくれ、今も里人をあたたかく見守っているということです。
余り人影もなく、静かな渓谷でひと時を過ごし、家の中に閉じこもって縮こまっていた心が、リフレッシュされて伸び伸びと出来たようです。
自然に触れ合うということは、本当にいいことですね。
また、今回初めてダムカードと言うのを知ったのですが、日本各地のダムにカードがあるようですね。
ダムカードを求めて観光するのも面白いかなぁと感じました。
もちろん、ダム建設はいい事ばかりではないことも知っています。
ダム建設ラッシュが続いた昭和の子供ですから。
昭和の子供と言えば…。
下の画像の白い丸で囲まれている、うっすらと見える山。
「野口五郎岳」近辺なんですよ (*´艸`*)
緊急事態宣言が解除されても、第6波が来ないとは限りませんよね。
出来るだけ近隣で、自然が満喫できる場所を、また、お届けしますね。