木曽の目薬
こんばんは、茶々丸です。
私事ですが、茶々丸はいろいろアレルギーを持っておりまして、花粉の季節じゃなくても突然猛烈な目のかゆみに襲われることもあります。そんなときには目薬で目を洗いたくなるくらいなのですが、個人的に「あれ?この目薬そんなにじゃばじゃばささなくても効いてるんじゃない?」(※あくまでも個人の感想です)と感じている目薬があります。
それがこちら。
信州・木祖村に本社のある日野製薬の「御嶽目薬EX」です。
私的には全目薬の中でこれが一番好きです。故郷・信州の会社の製品だと思うから効くという一種のプラシーボ効果かもしれませんが、目のかゆみも御嶽目薬が解消してくれるし、パソコンで疲れた目も癒してもらっています。
ただ、御嶽目薬は東京のドラッグストアにはなかなか売っていないんですよね。
日野製薬のオンラインショップで購入しようかと思ったのですが、今回は送料無料となる3500円以上まで必用な商品がなく(どれだけケチなんだ)、Amazonで購入することを思い立ちました。すると、Amazonにはこの「御嶽目薬EX」のほかに同じ日野製薬の「百草目薬プラス」なる商品もありました。このふたつ、一体どう違うのでしょうか?日野製薬のオンラインショップには「御嶽目薬EX」はあっても「百草目薬プラス」はありません。
そこで、「御嶽目薬EX」と「百草目薬プラス」の成分と分量を比較してみたのですが、全く同じでした。製造会社も佐賀県の佐賀製薬と同じ。
それなのになぜか「御嶽目薬EX」は1060円、「百草目薬プラス」は981円と値段は違います。
一体どうしてなんだろうと思いつつ、今回はこれまで使ったことのない「百草目薬プラス」を試してみることにしました。下の写真は箱の蓋をぱかっと開けて中身を取り出してみたところです。
デザインとロゴと目薬の色もそっくりです。
肝心な指し心地はというと……「御嶽目薬EX」と何ら遜色ありませんでした。作っているのは長野県じゃないんだというプチがっかりはあるものの、個人的にはよく効くのでこれからも「御嶽目薬EX」か「百草目薬プラス」を愛用すると思います。
さて、日野製薬さんは前述の通り木曽郡木祖村にある製薬会社です。
古来、御嶽信仰のある木曽には呪術のほか薬草の知識も深い修験者が全国から訪れていました。江戸時代、キハダの樹皮から抽出されるオオバクエキスのみを使った健胃薬「百草」が修験者から木曽の人々に伝えられたといいます。
日野製薬の前身である旅籠「日野屋」でも百草を御嶽山参拝の信者や旅人におみやげとして販売していたそうです。そして明治44年(1911)に旅籠から転業し百草の販売を始めたのだとか。そんな日野薬品にはいまでも胃腸薬「百草丸」をはじめめまいや乗り物酔いの薬「普導丸」など生薬からできた薬や、生薬を配合したスキンケア用品などを販売しています。今度購入したらまたご紹介しますね。
目はかゆくなってもつらいし疲れ目で視力が落ちても不便なので、みなさまも目を大切にしてくださいね。
ということで今回も最後までお読みいただきありがとうございました。