こんばんは、茶々丸です。
移住先として人気の長野県。
移住するとしてもまずは仕事や住居を確保しなければなりません。
それは長野県以外の場所に住むとしても真っ先に考えなければならないことですが、住居探しって意外と難しいですよね。広いところ、駅に近いところに住みたいけれど、そういうところは家賃や販売価格がなかなかなお値段だったり、狭かったりして。数年住むだけなら多少の妥協はできるけれど終の棲家となると安易な妥協もできないし。
私も松本に帰ることを真剣に考え始めたので、松本での住宅事情もとても気になっています。
そんな私の目に飛び込んできたのが長野県で「100円住宅」が販売されたという信濃毎日新聞デジタルの記事でした。ビックリしませんか!?100円ですよ、100円!!
このお値段ですからもちろん新築ではなく長年空き家となっていた家ですが、それでも可能性を感じずにはいられません。一体どんなお家なんでしょうか?
今回はそんな長野県の100円住宅のお話です。
全国にたくさんある「空き家」
国土交通省によると空き家の軒数はこの20年で1.8倍(448万戸→820万戸)に増加しているそうです。
茶々丸が現在暮らしている東京にも意外と空き家があります。都会の真ん中に朽ちた木造住宅があったりするとちょっとギョッとします。そんなに空き家があるのならば、朽ちてしまう前に格安で住まわせてくれないかな〜、なんて思ったりすんですけどね。綺麗に掃除するし、大事に住むのにな、なんて。
しかし一体どうしてそんなに空き家が増えてしまったのでしょうか? その理由もいろいろあるようです。
下から2番目と一番下に「戸建てを借りる人が少ないから」「中古戸建てを買う人が少ないから」という理由がありますが、このあたりの空き家を掬い取るような取り組みを中野市が始めたようなんです。
「100均」の空き家
ちょっと前の5月17日の記事になりますが、信濃毎日新聞デジタルには以下のようにあります。
中野市は、所有者が手放したがっているのに売れない市内の空き家を”100均”(100円もしくは100万円均一)でPRし、購入希望者を募る取り組みをしている。現時点では100円物件2件を特設サイトに掲載。今年1月、うち1件を首都圏からの移住者が購入した。全国的にもめずらしい取り組みで、各自治体が空き家対策を進める中、注目を集めそうだ。
(信濃毎日新聞デジタルより一部抜粋)
なるほど、1月にはすでに格安で一戸建てを手に入れた方がいらっしゃるんですね。
もちろん、市内駅近の一等地ではないでしょうし、車がなくては生きていかれない場所かもしれませんし、大幅なリフォームしないといけないかもしれませんが、そういう暮らしを楽しめるご家族(もちろんシングルの人も)にはかなり面白い物件ではないでしょうか。
5月18日の記事では斑尾高原の別荘地にある半壊の家を100円で販売している記事もありました。”負”動産にも宝物にもなる可能性を秘めた「チャレンジング物件」なのだそうです。どれだけ手を入れられるかが勝負なんですね、きっと。そして冬の斑尾高原でも生きていかれる雪と寒さへの対応力も必用になるでしょう。
私が大工さんならチャレンジするかもしれません(笑)。いや、大工さんでなくとも手先が器用でパワーがあれば……。現実の私は不器用で非力なので半壊の家を蘇らせることを楽しめないかもしれません。いや、この家を蘇らせるために地元の業者さんにお願いすれば、自分も大好きな信州に安心して住むことができるし、地元の建築業者さんも潤うのでその方がいいのかもしれませんね。
なぜ「100均物件」なのか
ところで長野県内の自治体がこのような取り組みをするのには訳があります。
県情報政策課によると、県内の空き家数は2018年10月時点で過去最高の19万7300戸と13年の前回調査に比べ1.7%増えたということなんです。そんな長野県の空き家率は山梨、和歌山に次ぎなんと全国第3位なんだそうです。移住先として大人気の県なのにかなり意外な気がします。やはり過疎の地域が空き家を抱えているんでしょうかね。
私は故郷の松本に住みたいので松本市で100均住宅出ないかな〜なんて思ってしまいますが、その場合でも自分の力で住宅を蘇らせたり維持したりできるのかなどはよく考えないといけないでしょう。でも、夢は広がってしまいますね。
今回のお話、県内に自分の家を持ちたい方、信州への移住を希望する方のお役に立てば幸です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。