こんばんは、茶々丸です。
今回は信州のくるみを使ったおいしいたれをご紹介します。
絶品!!ごまくるみ味噌つゆ
これがおいしいですっ!すでに使っている私が言うのだから間違いないです。多分。
つゆのなかにごまとくるみをペーストにしたものを入れたのかな?よく振ってから使わないとごまとくるみの成分がこずみます(こずむは信州の言葉で沈殿するという意味です)。
私はこのつゆでまず冷たいおそばを食べました。普通のそばつゆよりも甘いですがそれはそれでまたおいしいです。
また、以前ご紹介した農楽福餅をレンジでチンしてこのつゆをからめて食べましたが、それもおいしかったです。多分、いんげんやほうれん草をゆがいてあえてもおいしくなると思います。
shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com
丸正醸造について
このつゆを製造している丸正醸造は明治28年(1895年)に創業した松本の老舗で、味噌・醤油・麹などの製造販売をしています。
うちの母はスーパーでリーズナブルに手に入る味噌を使っていたと思いますが、数年前にこの丸正醸造の二年味噌という高級なお味噌をいただいて食べたらかなりおいしくて驚きました。そして、何度もこのブログに登場しているしののめもこの丸正醸造です。
味噌を使ったお菓子もおいしくて、私は信州みそくるみという郷土菓子と味噌せんべいのファンでもあります。信州みそくるみと味噌せんべいやその他の調味料などは駅ビルやおみやげ屋さんで販売しているので松本へ行ったらおみやげにしてみてください。まあ、たまにわさび醤油ドレッシングや青こしょう醤油などは東京のスーパーで見かけることもあります。また、丸正醸造のサイトでもお買い物ができます。
松本は水がおいしいので味噌や醤油もきっとおいしいと感じてもらえると思います。
信州はくるみの生産量日本一!!
今日ごまくるみ味噌つゆをご紹介したように、信州は使った調味料やお菓子が多いです。それはなんてったってくるみの生産量が日本一だからなのです。
日本で生産されるくるみの代表格がシナノグルミという品種だそうで、もうこれだけでも信州にいかにくるみが多いのかがわかりますね。
世界各地で栽培されているくるみの原酒は西アジア原産のペルシャグルミ。これがシルクロードから中国などを介して江戸時代初期に持ち込まれたのがカシグルミ。
一方で明治時代にアメリカの貿易商が軽井沢に持ち込んだのがセイヨウクルミ。
この2種を交配してできたのがシナノグルミなのだそうです。
信州で一番のくるみの産地である東御市はシナノグルミの発祥地です。東御市のくるみ栽培はなんとなんと大正天皇のご即位記念として各家庭にくるみの苗木が配られたことに始まったのだそうです。その後、順調にくるみの産地になったわけではなく紆余曲折があったといいますが、詳しくは楽園信州のサイトでどうぞ↓。
ちなみにこちらは先日、目黒駅で催されていた信州の物産展で購入したくるみのお菓子です。先ほど丸正醸造の信州みそくるみもこれと同じタイプのお菓子です。
さて、物産展で手に入れたこちらのお菓子もくるみ自体の味も濃いし、周りにまぶされている味噌の衣の味がくるみの邪魔をしない程度に甘くてかなりおいしいです。食べ始めたら止まらなくなってしまいます。くるみのお菓子ってどうしてこんなにおいしいんでしょうね。物産展にはほかにもキャラメルミルクくるみと抹茶くるみ、そばくるみがあったと記憶しています。
このお菓子を製造販売しているのは上田市の柳沢というお店です。上田市はくるみの産地・東御市のお隣なのでやはりたくさんくるみが採れるのかな?
(柳沢のショッピングサイトです↓)
そうそう、思い出しました。
数年前に東御市にある海野宿という小さな宿場へ行ったときに、ガラス工房 橙というところがあって、そこにはくるみの殻を燃やした杯をガラスの原料と混ぜて使った胡桃ガラスでできたグラスやお皿などがあって、淡い緑色がとてもきれいでした。ちょっとレトロな色味でそれでいて手作りの温かさのあるガラスたちでした。どれを買おうかすごく迷って「今度来たときに買おう」なんて思ってお店を出て、それからコロナ騒動になってしまったのでまだ海野宿へ遊びに行くことができていません。ネットでも購入できるのですが、海野宿へもう一度行って直接手に取って見たいのです。
くるみの健康効果
せっかくなのでくるみの健康効果についても軽く調べてみました。
アメリカのイエール大学の栄養評価システムにおいてくるみは100点満点中82点という優等生です。ポリフェノールやビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、そのほかにもミネラルが含まれていて栄養たっぷりです。
また、くるみに含まれる脂質はオメガ3脂肪酸で、血液中の脂質濃度を下げ、コレステロールや中性脂肪を抑える効果があるとされています。高血圧や動脈硬化、心疾患の予防や改善も期待できるそうです。
くるみにはほかにも
などに効果があるとされています。なんだかすごいぞくるみ!
食べすぎは禁物ですが、上手に食生活に取り入れていきたいですね。そのときにはどうか安心の日本製、なかでも信州産をお願いいたします(_ _)
最後に
いかがでしたか。
実は私、信州がくるみの生産量が高いのはてっきり山の中だからだと思い込んでいました。縄文人たちも食べていたんじゃないかな〜くらいのノリで考えていたんです。しかし、くるみが日本に入ってきたのはそんなに大昔のことじゃなかったんですね。
そして、以前も書いたかもしれませんが、信州人、なかでも東信地方の人たちは片手でくるみを割ることができます。私は松本出身ですが片手で割れます。子どものときに父から割り方を教わったような気がします。違ったかな?けどまあ、誰か身近な大人に教わりました。こうやって信州の子どもには代々受け継がれていくのかな?わかんないけど。
実はちょっとしたコツがあるだけで想像を絶する握力で割っているわけではないのです。また、シナノグルミは殻があまり固くないのだそうです。いつか機会があったらくるみの割り方も記事にしてみようかな……?
最初はごまくるみ味噌つゆだけを紹介するつもりだったのですが、書いているうちにいろいろ思い出して長くなってしましました。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!