信州松本ぺんぎん堂

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紅葉だより ~小諸懐古園~

大変ご無沙汰しております。

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店の蒼月です。

 

今年もお決まりの「小諸城懐古園」に行って来ました。

今年も猛暑の影響で、平年よりだいぶ遅く色づき始めていました。

 

 

懐古園は、しなの鉄道小海線が乗り入れる駅のすぐ横です。

公共交通機関を利用してもすぐにお城に行かれるわけです。

駅に着いたら、線路を越える東西自由通路を渡れば、すぐ三の門です。

国の重要文化財に指定されています。

懐古園三の門です。去年は修理していましたので、久々のお目見えです。

 

慶長期から元和期(1596年~1624年)に、創建されました。寛保二年(1742)に千曲川流域を襲った「戌の満水(いぬのまんすい)」のとき、城下を流れる中沢川などの土石流により城下町の一部と共に流出しました。

その後、明和2~3年(1765~1766年)に再建されました。寄棟造りの二層の渡り矢倉門(多聞矢倉門)で、石垣も切込みはぎの石積みによって再建、築かれています。

 

私は、この門の前まで来るとわくわくしてしまいます。

子供の頃から、幾度も通った懐かしい古城。

 

 

小諸なる古城のほとり
小諸(こもろ)なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なす蘩蔞(はこべ)は萌(も)えず
若草も藉(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺
日に溶(と)けて淡雪(あわゆき)流る━

 

 

島崎藤村の詩の一部ですが、何か寂しい感じがしてしまいますね。

藤村は小諸での6年間をどのような気持ちで過ごしていたのでしょうか。

 

さて、三の門を抜けるといよいよ野面積みの石垣と紅葉が織りなす絶景スポットに入っていきます。

今年は、いつもの年より一週間ほど遅く行ったのですが

まだまだ色づき始めのもみじもあり十分楽しめました。

 

 

ど~んとした石垣、かっこいいでしょう?

この武骨さが堪らなく好きなんです。

上に登ることも出来ますが、なんといっても武骨な石垣。

登るのに少し苦労してしまいました。

いやあ、足腰鍛えなきゃな(^▽^;)

 

さて、紅葉も石垣も楽しんだ後は、やっぱりこれ。

お茶屋さんのおでんです。

 

質素で素朴な味ですが、ついつい毎回頂いてしまいます。

甘酒は麹甘酒でこれもとてもおいしかったです。

 

今度行くのは、春のお花見かな。

今から楽しみです。

 

 

 

過去記事も宜しかったら。

懐古園」で検索すると出てきます。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com