皆さまごきげんよう。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。
いかがお過ごしでしょうか?
明日から12月ですね。
急に寒くなってきましたが、お風邪など召されませんように。
今日は、その寒い季節に喉に良い「かりん」の砂糖漬けを作ったのでご紹介します。
ここで問題なのが、果たしてかりんとまるめろは同一なのかどうかと言うこと。
私が買ってきたかりんは、子供のに頃に諏訪まで買いに行った ”かりん” と、似て非なるものな気がしたからです。
そこで面白い記事を発見しました。
カリンとマルメロはどちらも信州・長野県に広く分布しているのだとか。両者の違いを詳しく説明しています。
カリンもマルメロも同じバラ科の落葉小高木なのだが、カリンはカリン属(以前はボケ属に整理されていた)、マルメロはマルメロ属。
植物辞典には、カリンは中国原産、マルメロの方はペルシア、トルキスタン地方原産とある。共に江戸時代、日本に渡来したようだ。が、渡来時期不明としている本もある。
なるほど。
やっぱり違うものだったのですね。
かりんは種を取ってしまいましたが、黒い種が縦2列に並んでいました。
ええええええええええええっ(゚д゚)!
今まで生きてきて初めて知ったこの事実!
私が子供の頃、祖母が作った砂糖漬けは「まるめろ」の砂糖漬けだったのか⁉
(´ρ`*)コホン
では、気を取り直して、「かりん」の砂糖漬けを作りたいと思います。
かりんは(まるめろもそうですが)硬くて酸っぱくて生食用には向かないのです。
だから、普段、余りスーパーマーケットなどでも見かけません。
今回は、たまたま、信州新町の道の駅で見つけられて良かったです。
まず第一に、綺麗に洗い水けをふき取ります。
微かに甘い香りがします。
かりんを4つ割りにして、種と芯を取り除きます。そして、なるべく薄く切ります
種の周囲の白い綿も綺麗に取り除きます。切っている端から酸化して赤くなりますので、薄く切ったかりんは、砂糖と塩少々を入れた大き目のボールに素早く入れます。
かりんに砂糖をまぶすようにしっかりと混ぜ合わせます。
砂糖をまぶせたかりんは梅漬け用などの瓶に素早く入れて、かりんが浮き上がって来ないように軽く重しをします。
こんな感じで初めてのかりん漬けを作ってみました。
お味がどうなのかは、また漬け上がったときに試食したいと思います。
上記の記事のレシピは下記のHPを参考にして作りました。
かりんに馴染みのない方は驚くかもしれません。
かりんの砂糖漬け
冬凍みる諏訪では、喉によいと云われるかりん(まるめろ)を各家庭で砂糖漬けしていました。お茶請けの広蓋には香りよい黄金色の一品が欠かせませんでした。かりんの砂糖菓子は、ふきやセルリーの砂糖菓子と共に、諏訪の3大砂糖菓子でした。かりん栽培農家では、かりんの砂糖漬け、かりん酒、砂糖菓子、干しかりん、かりん煮やかりんジャム等々、色々工夫し加工保存され、食卓を豊かに彩ってきました。
かりんの芯、果肉を薄く切り、天日でしっかり干して保存し、煎じて咳止めにも使います。
かりん酒、ハチミツ漬け等に利用しています。
寒いことを、信州では、