こんばんは、茶々丸です。
信濃毎日新聞デジタルに県歌「信濃の国」についての大変興味深い記事がありました。
信濃の国がなぜいまでもこんなに愛され、歌い継がれているのかを分析した記事で、前編・後編に分かれています。
前編では信濃の国が歌い続けられているのはノリのいいメロディーに秘密があるのではないか、と使われている音階に注目。
また、実は「信濃の国」には現在歌われている曲の前にもうひとつ”初代”信濃の国が存在していたことが記されています。
「信濃の国」を作曲したのは県師範学校で音楽を教えていた北村季晴(すえはる)。明治33年に同校の運動会で初披露されていました。しかし、その9ヶ月前に北村の前任者である依田弁之助が作曲していたのです。なぜそのようになったのかはこちらの記事で明かされています。
そして後編。
こちらでは信濃の国とダンスとの関係が書かれています。
現在、「信濃の国」は小学校の運動会などでパラパラで踊られていたりするそうですが、明治時代の運動会でも踊られていたそうです。
また、記事の中でインタビューを受けた中学生も「古くさいとは思わないです」と好意的に受けてとめていてくれていて嬉しい限りです。
小学校では県内の97%の学校で「信濃の国」を歌う機会があるそうですが、中学ではガクンと減って44%だけになるそうです。
これからもずっと歌い続けてもらえるように学校で「信濃の国」に触れる機会を増やしてもらえるといいなと思ってしまいました。
ちなみに後編には初代と現在のふたつの「信濃の国」を聞き比べられる動画があります。会員限定記事ですが無料会員でも読むことができるのでぜひこの機会に登録して初代信濃の国をお聴きになって見てはいかがでしょうか? 当然ですが全然違う曲で、作曲者によって歌詞のとらえ方がこうも違うのかと感心してしまいました。
初代信濃の国はかなりしっとりした美しいメロディーです。このまま眠らせてしまうのはもったいないので歌詞を変えて蘇らせるとかできないかなあなんて考えてしまいました。明治時代が舞台のドラマや映画の学校のシーンに使えそうですよ。
私がまだ学生だった頃、同じく東京在住の高校の先輩たちと集まって飲み会をしたときにみんなで信濃の国を歌ったことがありました。楽しかったし、元々仲のよいグループだったのがその場の結束感が高まったのを覚えています。なぜ校歌じゃないんだ(笑)。
また以前、「信濃の国」の歌詞に注目した記事を書いておりますので、こちらもお読みいただけるとうれしいです!
shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!