こんにちは。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店の蒼月です。
今日は、白馬村の話題です。
白馬村が、UNWTO(国連世界観光機関)が実施する「Best Tourism Villages(ベスト・ツーリズム・ビレッジ)2023」に長野県内で初めて選ばれました。
UNWTO(国連世界観光機関)が実施する「Best Tourism Villages(ベスト・ツーリズム・ビレッジ)」は、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、観光を通じて文化遺産の促進や保全、持続可能な開発に取り組んでいる地域を認定するプロジェクトで、2021年から開始されました。この取組は、観光を通じて、地域の景観、知恵、生物・文化の多様性、産業といった、地域が持つ様々な側面の価値の向上、保護を促進することを目指し、地域の優良事例を集めることを目的としています。(環境庁HPより)
白馬村が評価されたのは
3000m級の山々が連なる「山岳」と
ふもとに広がる「田園風景」がポイントとなりました。
応募資格は
●人口15,000人以下の地域 (※自治体の行政区分に関わらず申請可能
●農業、林業、畜産業、漁業等の第一次産業を行っていること
●地域コミュニティの価値観やライフスタイルを保持するような取組を行っていること
ということで、2023年3月末までに応募して選ばれる方式。
2023年は、55カ国・260地域の中、日本からは
長野県・白馬村
岐阜県・白川村
北海道・美瑛町
など3地域が選出されました。
因みに、
2021年は、32か国の計44地域が認定。(日本からは北海道ニセコ町と京都府南丹市美山町が認定。)
2022年は、22か国の計32地域が認定。(日本からは認定なし)
と言うことです。
白馬村へは、たまたま出かけたりしますが、
割と海外からの観光客の方が多くてびっくりします。
その辺のスーパーなどで、どかんと大きな塊肉を買っていたりして。
お買い物のスケールが全く違ってきょとんとしてしまいます。
オーストラリアが夏の時期に、長期滞在する方も多いと聞きました。
白馬村の居酒屋の店員さんとかも、結構ご年配の方でも英語で会話されていて、
凄いなあと思うこともあります。
色々難しい、選ばれたことの利点は、下記に引用しておきます。
・UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジとしての認証。
・認証プレートや証明書の授与。
・UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジのロゴマークの使用。
・UNWTOが実施する国際会議への参加。持続可能な観光を実践する地域の優良事例として国際的に認知され知名度が向上する。
・UNWTOのSNS等での積極的な情報発信や、UNWTOが各国で開催する国際会議やフォーラム等での紹介や登壇等により、国内外の観光客(特に持続可能な観光への取組に関心の高い観光客)の訪問先候補となる可能性が高くなる。
・「UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジ・ネットワーク」など、国連の専門機関であるUNWTOが持つ幅広いネットワークに参加でき、国内外の地域との関係構築や相互交流、海外企業との連携の機会などに活用出来る。(同ネットワークには、観光開発・地域振興に携わる専門家や、UNWTO賛助加盟員の企業等も参画)
・UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジの「アップグレードプログラム(※)」への参加。
要約すると、
白馬村が、ベスト・ツーリズム・ビレッジに認定されることで
ベスト・ツーリズム・ビレッジのロゴマークの使用が地域に認められ、
国際的な知名度アップに活用できるということで、
世界級リゾート地を目指すには、もってこいのプログラムですね。
本格的な冬山シーズンはこれから。
白馬村の未来に夢がいっぱい詰まっていますね。