皆さま、ごきげんよう。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。
今日もご店主に代わりまして地元信州の話題をお届けします。
つい先日は、日中の最高気温が20℃を越える様なポカポカ日和でしたが、週末にかけては冬の季節に逆戻りしたようなお天気になるようです (-_-;)
今朝は-6℃前後まで下がったりしているので、体調の管理には十分気を付けましょう。
ところで、皆さまは、長野県=雪国 と言うイメージをお持ちでしょうか。
長野県は全国4位の面積の大きな県で、東西約128キロメートル、南北約220キロメートルと、東西に短く南北に長い県域になります。
下図のように「北部」「中部」「南部」に分けることが出来ます。
長野県は内陸に位置するため、おおむね内陸性気候で、標高の高い地域もあるため中央高地式気候と言われる。ただし、北信地方の大半と、中信地方・東信地方の一部は日本海側気候の特色を併せ持つ。逆に、中信地方の一部と南信地方は太平洋側気候の特色を併せ持つ。また、長野県の各都市は標高が異なり、さらに山脈や盆地の形状などの影響で、気候に修飾を受けるため、気候に違いが見られる。
北部を中心に降る雪は、日本海側気候に影響されていて、飯山市、白馬村、小谷村、高山村、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、信濃町、栄村などは、特別豪雪地帯に区分されていますね。中野市、松川村、飯綱町、小川村は豪雪地帯に指定されています。
長野県=雪国のイメージは、きっと上記に掲げられた地方によるものだと思いますね。スキー場が多くあり、1998年の長野冬季オリンピックの会場にもなった地方があります。
大体こんなイメージですよね。
兎丸が住んでいる、中信地方の安曇野市・松本市の辺りは、そんなにたくさんの雪が降る地方ではありません。だから、たまにたくさん雪が降ると、大混乱に陥ることもあります。雪道に慣れていないので、自動車の運転も恐々です (^_^;)
日本海側気候に影響されて雪が降る場合は、中信地方にたくさん雪が積もることは稀なのですが、太平洋側気候に影響されて降る雪は、たまにドカ雪になることがあります。これが、「かみ雪」と呼ばれる雪になるのですね。
京都・上方に方面からの雪なので「かみ雪」と呼ばれます。
信濃毎日新聞社が2010年に刊行した「長野県方言辞典」によりますと
【かみ雪】
━太平洋側に多く降る雪
とあります。
この かみ雪 が本当に厄介で…。
入試当日や卒業式当日に、どかっと降ったりします。
過去、高校入試当日に降られたりセンター試験当日に降られたり、非常に困りました。一晩で40㎝~50㎝くらい降り積もったりするものですから、大変です。
重く湿った雪なので、雪かきも重労働。
明日昼間から南部を中心に雪の予報が出ているので、ちょっと焦ったりしていますが、今回はそんなにたくさん降らないようなので、天気予報を信じようかと思います。
上図の天気予報は、信濃毎日新聞に掲載されているものですが、夕方のローカルニュースでは、もっと細かく表示されることもあります。
農業従事者の方が多く、より詳細な気象予報が求められている為でもありますが、平野部・山沿い・高原地帯・山岳地帯とお天気が違うので、この様に細かく予報が必要になるのですよね。逆に、ここまで細かくないと物足りなさを感じてしまいますけどね。
(*´∀`)
一歩一歩、春が近づきつつ冬に逆戻りすることを繰り返しながら、季節が変わっていくことを実感しつつ。