こんばんは、茶々丸です。
昨日、銀座NAGANOでこごみを買ったという記事を書きましたが、もうひとつめずらしいものを買いました。
それが「コプリーヌ」です。
みなさんはコプリーヌをご存じでしたか?私は初めて知りました。
そのコプリーヌがこちら!
さあ、何だかわかりますか?(バレバレ)
いまきのこだと思いましたか?(ほかに何がある?)
どうでしょうか?まだわかりませんよ?(わかるっつーの!)
だって、「食卓に初登場!!」なんて書いてありますよ!(それは興味深いけど)
全く知らない未知の食べものかもしれないじゃないですか?(まさか!)
一体コプリーヌとは何なのか!?(早く見せて!)
じゃーん!なんと!きのこでした!
すっごい汚れていますよね?本当に山から取ってきたような土っぽい汚れです。土かどうかはわかりませんけど。きのこは水洗いしない教信者の茶々丸は水で絞ったキッチンペーパーで一生懸命拭き拭きしてきれいにしました。すると、というかパッケージを開けたときからなんですけど、きのこのいい香りがします。しいたけやえのきとは違う、強いて言えば遠足で山へ行ったときに木の根元で見つけた名も知らぬきのこのにおいです。本当にきのこらしい香りととでも申しましょうか。大きさは3〜4センチくらいで親指くらいの大きさです(誰の!?)。
そして連想してしまいました。まつたけ型の蒲鉾を。子どもの頃好きでした。リンクに画像があるので興味のある方は見てみてくださいね。
縦半分に切ると中に少しだけ空洞がありました。全部のコプリーヌにあったのでそういう作りのきのこなのだと思います。切ったコプリーヌはほうれんそう、ハムと一緒にバターで炒めました。
シャキシャキした食感で、味が濃くてとてもおいしかったです!何に似ているって形容しがたいんですけど、食感はエリンギっぽかったけれどもう少しコリコリ感があるし、もっと旨味があるように感じました。
スーパーでも普通に売っていれば私はかなり頻繁に買うと思います。そのくらい気に入りました。みなさんも見かけたら一度食べてみてくださいね。きっと気に入ってもらえると思います。私が購入したコプリーヌのパッケージにはコンソメスープのレシピが書いてありましたが、ほかの料理のレシピのものも何種類かあったので食べ方にも困らないと思います。初めての食材って「どうやって食べたらおいしいんだ?」って悩みますもんね。そこがクリアできるのでパッケージにレシピを載せたのはいい考えだと感心しました。レシピを活用しなかった私が言うのもなんですけど。
さて、コプリーヌってフレンチっぽいお名前だけど一体どんなきのこなんだろうと思っていたら、パッケージの裏側に「ササクレヒトヨタケ」と書いてありました。
何と!私はエミール・ガレのひとよ茸ランプがほしい!と思っているほどひとよ茸が好きなのです。ひとよ茸ランプは諏訪の北澤美術館で見て一目惚れしました。
そんなこんなでわくわくしながらササクレヒトヨタケについて調べてみました。すると………。
こここ、怖かった!
もともとは白いきのこが、胞子が熟成するに従って黒くなり、傘の縁から溶け出して、最後には黒い液体となって一夜にして溶け落ちてしまうらしいです。ちょっとしたホラーです。
だからひとよ茸か。だからひとよ茸ランプには怪しい美しさがあるのか、などと妙に納得。溶け落ちそうなササクレヒトヨタケの写真はこちらのホクトさんのサイトで見ることができます。
そして大好きな旬の食材百科さんにもコプリーヌが出ていました。
収穫時期が限られているのでヨーロッパでは高級きのこだそうですよ。そりゃ、一晩にして溶け落ちてしまうんですから収穫時期はかなり限られそうですよね。溶け落ちるのは成長とともに自分で作り出す酵素によって自家消化してしまうからなのだそうです。きのこを生で食べると酵素で胃腸が溶けてしまうという話を聞いたことがありますが、都市伝説ではなかったのかもしれませんね。わかりませんけど。
そして、含まれている栄養成分がすごかった!
●エルゴチオネインの抗酸化・抗炎症作用
コプリーヌには非常に強い抗酸化・抗炎症作用があると言われている「エルゴチオネイン」という成分が多く含まれています。これにはDNAの酸化損傷や脂質過酸化を抑制する効果がある他、肌の老化抑制効果などもあるとされ注目されています。
「DNAの酸化損傷や脂質過酸化を抑制」とか書かれると、よくわからないけれどすごい感じがします。DNA大事。「肌の老化抑制効果」も魅力的です。
また、極寒の地域を除いて全世界に広く分布しているそうですが、日本でコプリーヌを生産しているのはまだ長野県と静岡県だけのようで、まだまだマイナーなきのこといえますね。そんな希少価値のあるきのこを食べることができてしあわせだなあ。
ということで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!