信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

「古き良き松本新聞」読みました

こんばんは、茶々丸です。

先日、銀座NAGANOで素敵な新聞をみつけてたのでいただいてきました。

それがこちら!

f:id:pengin-dou:20210429212058j:plain

古き良き松本新聞

新聞名は「古き良き松本新聞」。画像をよく見てください。発行者が「長野県松本市立開智小学校6年3組」と書いてあります。そうなんです。これは開智小学校の6年3組のみなさんが作った新聞なのです。裏の(12ページ目)の編集後記には(開智小5年3組一同)と書いてあるので、5年生のときに作り始めて、出来上がったのが6年生になってからだったのかな?

いまもそうだと思うのですが、私が育った松本市の学校では基本的にクラス替えはないので、5年3組は児童の顔ぶれそのままで6年3組になったと考えてよいと思います。東京へ来たときに他県では毎年クラス替えがあると聞いて驚きました。なんていう話はさておき、この「古き良き松本新聞」は6年3組のみなさんが、松本を観光する人に松本のよいところを知ってもらいたいと、恐らく自分たちで取材をして記事を書き上げた新聞です。自分が小学生のときにはこんなにしっかりした文章書いていたかな?と考えさせられるほどしっかり書かれています。

 

6年3組のみんながこの新聞で取り上げてくれたのは国宝・旧開智学校松本城、山屋御飴所、塩井の湯(銭湯)、明治時代に建てられた割烹松本館、和洋菓子の開運堂、長野県で一番古いパン屋さんのフレッシュベーカリームラタの6箇所。ほかにも松本民芸家具松本の伝統工芸などについても記事を書いてくれているし、松本城の観光客数の実態を知るためにクラス全員で松本城の観光客にアンケートを取りに行きリピーターが少ないことを知ると、どうしたらもっと観光客が呼べるのか提言も行っています。

松本市の魅力を自分たちで取材して発掘し、新聞を作り、観光客をもっと呼ぶにはどうしたらいいのか考え、提言する。「松本をもっと知ってほしい」「松本に観光に来てほしい」と思ったら「じゃあどうすればいいと思うか」というところまで考えるのは小学生ながら本当に素晴らしいと思います。

また、限られた紙面で短い文章を書くのは大変なことですが、なかなか奮闘しています。ふんだんに使われている写真も自分たちで撮ったのかな?

f:id:pengin-dou:20210429220138j:plain

これでA3サイズ

この6年3組のみなさんのなかから将来はジャーナリストとして活躍をする人も出てくるかもしれないし、街作りに大きく貢献する人も出てくるかもしれません。どんな夢を抱くにしろ、これだけ自分たちで考えて足を運んで記事を書き、提言もするという立派な新聞を作ることができたのだから、しっかり自分の足で人生を歩んで夢を実現していくんだろうなと思います。そして、松本に住む子どもたちが松本を大好きなことがとてもうれしいです!

それに、6年3組のみなさんが調べてくれたおかげで私も知らない松本市のことを知ることができました。例えば、松本城の南側にある明治時代から続く銭湯「塩井の湯」の脱衣所の天井がオランダから輸入された装飾鉄板であること。明治40年から愛され続けているフレッシュベーカリームラタが長野県で一番古いパン屋さんであることなどなど。

コロナが収束したら6年3組のみなさんが取材した場所を訪れてみたいと思いました。

 

本日も際までお読みいただきありがとうございました。