信州松本ぺんぎん堂

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真澄の梅酒

こんばんは、茶々丸です。

先日、宮坂醸造さんからsuwazineという雑誌のバックナンバーを購入したと書きました。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

実はそのときに一緒にお取り寄せしたものがあるのです。

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真澄 梅酒

真澄の梅酒です!

ちょくちょくブログに書いている通り私はお酒はあまり飲まないのですが、梅酒は好きなんですよね。というか、梅が好きです。毎年、実家から梅ジュースを送ってくれるのですが、それを心待ちにしているくらい好きです。もちろん梅干しと梅漬けも好きですけど。そんなわけでお取り寄せしてみたのです。

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蓋が格好いい

蓋がとても格好いいです。黒いシリコン的なものでできているのですが、実はこれ、一升瓶の蓋と同じもので栓がされているのでそれをおさまえる(方言です。押さえるの意)ためにかぶせられているんですね。このシリコン的なものには切り込みが入っていてピーッとはがすようになっているのですが、はがすのに結構力が要ります。私はマニキュアがはがれるのが嫌だったのでペンチを使ってはがしました。

栓を抜くと梅酒のいい香りがします。自家製焼酎で仕込んだ梅酒とのことですが、何だか一瞬日本酒のような香りも感じます。

甘みもつけてあってとてもおいしいですが、アルコール度数は14度。ごきゅごきゅ飲めてしまいますが、油断をして飲み過ぎるととんでもないめに遭うでしょう。私はロックで飲みました。飲む直前の香りも素晴らしいですが、口に含んだあと鼻から抜けていく香りも素晴らしいです。

瓶の裏にはこう書いてありました。

諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に戴く清酒真澄は創業1662年。数々の品評会で抜群の成績を残し7号酵母の発祥蔵としてもその名を馳せてきました。このリキュールは厳選した梅の実を真澄の自家製焼酎に漬け込んで造りました。甘みを抑えた優しい味わいをお楽しみください。

確かに大変優しいお味で、梅酒として有名なチョーヤの梅酒やウメッシュとは趣の違う味わいです。チョーヤの梅酒ははっきりした味と甘さですが、真澄の梅酒はそれと比べて大変ほのかです。どちらも好きですけどね。

そして、ここに出てくる7号酵母とはなんぞやと調べてみると、

「真澄」を醸す長野・宮坂醸造から分離されたきょうかい酵母。発行力が強く華やかな香りを生む。現在もっとも多く使用されている。

とのこと。きょうかい酵母というのは日本醸造協会が頒布している優良な清酒酵母だそうです。なんだかとても誇らしいです。もっとも多く使われている酵母が諏訪の宮坂醸造さんから生まれたなんて!

jp.sake-times.com

また、真澄の鏡というものも大変な浪漫があります。伝説では諏訪大明神が携えたもので、かつて諏訪明神の生ける御神体とされた上社の大祝(おおほうり)が年に2回、真澄の鏡の前で天下太平の祈願をし、鏡は曇ったことがなく、諏訪氏(上社大祝家)の氏人のみを映すといわれているそうです。古代に思いを馳せながらいだたく梅酒もいいですよ。

 

また、この真澄の梅酒に使われている梅が信州産かどうかはわかりませんが、梅といえば紀州、という感じですけれど、信州も実は地味に梅の産地です。むか〜〜〜し伊那梅園という大変広い梅園に行ったことがあります。とても広くて美しかったですが、もういまは梅の花の時期は過ぎてしまいましたね。よかったら来年、行ってみてください。

shinshu-style.com

以前、小諸のおいしい梅もご紹介しました。私はこの梅のリピーターです。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

そして、信州にゆかりのある梅の品種がいくつもあるのだと、今回この記事を書くに当たってネット検索していてわかりました。飯田・下伊那地方で主に生産されている竜峡小梅飯田小梅、およそ200年前に御岳の信者が持ち込んだとされ木曽町三岳地区で古くから栽培されてきた三尾紅梅、中川村の前澤さんによって育種された前沢小梅信州豊後などなど。こうやって見ると信州で栽培されているのは小梅が多いのかな?

www.j-sanchoku.net

そしてこの記事を書くために調べ物をしていて、信州から全国へ!農と暮らしの明日を拓くというサブタイトルのついた産直新聞社webさんの存在を知ったのも大きな収穫です。これでまた信州の農業のことを知ることができます。

 

ということで、なんというか、梅酒を飲んで暑くなってきてしまいました。ロックにしたから冷たいんだけどなあ。今夜はほろ酔いのいい気分で眠れそうです。

それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!