東京、大阪、兵庫、京都の4都府県にまたまた緊急事態宣言が発令されてしまうことになりましたが、みなさんお元気ですか?
どうも、茶々丸です。
日本には四季があって、それぞれの季節で楽しみ方があって、人と会う楽しみもその行事ごとにあったと思うのですが、いまはおうちでいろいろ楽しむ時代に変わりました。
そんな毎日にちょこっとした楽しみを添えてくれそうな本を見つけました。
こちら「日本酒で愉しむ 信州の二十四節気」です。
サブタイトルに「季節の日本酒と、酒肴百選。」と書いてある通り、信州という土地の二十四節気に合わせた日本酒と酒の肴を紹介する本です。著者は、料理が信州の料理研究家・横山タカ子さん、文が宮坂直孝さん。宮坂さんは諏訪の造り酒屋、宮坂醸造の社長さんです。宮坂醸造の「真澄」は藤森慎吾さんも飲んでいたとブログで紹介したこともありました。
また以前、suwazineという雑誌を紹介しましたが、それを発行しているのもこの宮坂さんです。宮坂さんは雑誌を発刊したりこのような本を出版されるなどすごい文化人でもあるし、本当に日本酒を愛し、諏訪を愛し、信州を愛していることがよくわかります。
shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com
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この「日本酒で愉しむ 信州の二十四節気」では信州の二十四節気がどんな風なのかを紹介し、そのあとにその季節にぴったりの横山タカ子さんの料理が美しい写真とともに紹介されています。1ページに2料理ずつ、しかも料理の説明は材料の紹介と作り方の3つの手順だけという手軽さです。3ステップでできるというのはポイント高いです。今度作ってみようと思うレシピがたくさんありましたよ。
季節の説明に加え、途中で美しい酒器や日本酒に合わせていただきたいお取り寄せの紹介などのページもあり、お酒を飲まない私でも充分楽しめたので晩酌を嗜まれる方はおいしい諏訪のお酒に舌鼓を打ちながら読むのもオススメです。お外で大勢でワイワイガヤガヤとお酒を楽しめなくても、おうちで極上の時間を作り出すことができそうです。
近年は地球温暖化で信州も温暖になったり夏が長くなってきましたが、私がまだ松本に住んでいた子どもの頃は、もっと寒かったりもっと春の訪れが遅かったりと季節がくっきりしていました。いまでも美しい信州ですが、厳しい寒さのあるおかげで花鳥風月が美しく磨き上げられたのではないかと思えるところがあります。温暖化で信州の二十四節気が味気ないものになってしまうのはもったいない。いま住んでいる東京は夏がとても長いのですが、信州の夏は短くいてほしいなと勝手に思います。夏が長いのはあまり風流じゃないし、大変です(笑)。
いつまでもおいしい日本酒と季節を愉しめる信州でいてほしいと願う茶々丸なのでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。