信州松本ぺんぎん堂

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御射鹿池「緑響く」静寂の池

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

雨模様でぐずついたお天気から一変。

今日は、気持ちの良い青空が広がるいいお天気でした。

お天気に誘われて、今日は長野県茅野市にある「御射鹿池」まで行って来ました。

実は今年の2月11日にも御射鹿池を訪ねているんですよね。

ただ、そのときは標高1500mの場所にあるその池は、雪に閉ざされておりました。

今回は、10月になってしまいましたが、あの東山画伯の「緑響く」に描かれたような景色を求めて、訪ねました。

茅野市は、長野県の中部やや東よりに位置する諏訪盆地の中央にあり、東は八ヶ岳連峰を境として南佐久郡佐久市に接し、北は大河原峠、蓼科山、大門峠等により北佐久郡小県郡に接し、西は諏訪市に、南は富士見町、原村に、西南部は杖突峠等によって伊那市に接しています。
八ヶ岳火山列は、富士山に次ぐ広大な裾野をもち、茅野市は、その西側北半分を占めています。諏訪盆地平坦部の南部、標高770メートルから1,200メートルにわたるゆるやかな裾野には多くの集落、耕地が展開し、市民生活、産業、文化等の基盤となっています。
中央本線国道20号線及び中央自動車道が市の西南部を走り、茅野駅を中心に市街が展開し、また駅を中心に放射状に延びる道路は、市の動脈として産業、文化の発展に多大な貢献をしています。

 

 

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

 

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御射鹿池

やはり新緑の時期ではないので、木々が少し色褪せてしまっていますが、水面は非常に美しかったです。

縄文時代の遺跡「尖石遺跡」も近くにあり、古くから人々が住み着いていた由緒ある場所のようです。

 

「御射鹿池」の名の由来は

「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。諏訪大明神が狩りをする場所として「神野」と呼ばれ神聖な土地であった。

と、あるように神聖な土地でもあるのですね。

茅野地域一帯は、縄文文化が栄えた特別な場所のように感じます。

 

御射鹿池自体は、昭和8年の完成のようです。

長年冷害に苦しみ、耕作に苦労してきた地元の人々が、ため池を造り水を温め、農業用水として利用できるようにしたようです。

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水質が強い酸性の為、魚などが棲息出来ず、池の水が綺麗なままなのですね。

酸性を好むチャツボミゴケが池の底に繁茂しているので湖面に木々が移るような美しさを保っているようです。

 

大変静かな場所にひっそりと水を湛えて、そこにある御射鹿池はやはり神秘的です。

今日は風もなく穏やかな晴れの天気でしたので、余計に喧騒には程遠い静かな場所でした。

 

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標高2,530メートルの蓼科山も堂々とした佇まいです。

あたりは、水田が広がり、御射鹿池の恩恵を十分に受けているようでした。

 

茅野市は、また尖石遺跡なども訪ねてみたいと思います。

なぜ、この様な寒冷地に人が移り住んだのか、非常に興味があります。

縄文時代に浪漫を感じますよね。

 

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綺麗な青空と澄んだ空気。

美しい湖面に、心洗われて、のんびりした時間を過ごすことが出来ました。

密を避けて観光を楽しむには、うってつけの場所でした。

 

今度は、新緑の時期に行ってみたい場所です。

リベンジ必須ですね。

 

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日本の美しい幻想風景

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