信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

~うさんぽ~ 兎丸さんのお散歩だより

皆さまごきげんよう

信州松本ぺんぎん堂安曇野支店ぺんぎん兎丸です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

本格的な梅雨に入る前の良いお天気日和にお散歩して来ました。

題して「うさんぽ」

今回は、ご近所巡りデス。

 

伊達に安曇野と名乗っているわけではなく、比較的未だ自然が残っている兎丸地方。

隣接する松本市とは、ちょっと違う感じです。

 

 

麦畑からの北アルプス

もうすぐ麦秋を迎える麦畑越しの北アルプスです。

山の区別が出来ないので、名前入りの絵ハガキを買ってしまいました (∀`*ゞ)エヘヘ

未だ北アルプスには雪が残っていますね。

 

常念岳

こちらは我が “推し山” 常念岳です。

大分雪が融けてきたようです。

田植えの目安とされる、常念坊の姿は確認できず。

どんななんだろうなあ。

来年の初春に宿題として残しておきましょう。うん。

 

大糸線

松本駅から糸魚川駅を結ぶ大糸線が、ちょうど鉄橋を渡るところでした。

はい。田舎なので2両~3両編成が多いです。

でも、安曇野と山々の美しさが楽しめる車窓からの眺望は抜群です。

 

 

 

 

因みに豊科の街中にある赤十字病院辺りからは、山がぐっと迫って見えます。

この、建物の向こう側に高くそびえる山がないと、不安になってしまうのは、長野県民あるあるかも知れません。

 

春の拾ケ堰

 

拾ケ堰は、春、桜の頃が一番美しいです。

ここから見える常念岳もいいものですね。

 

初夏の拾ケ堰

 

因みに、今現在はこんな風です。

桜の葉が青々と茂りゆったりと流れています。

この日は、ちょっと山が霞がかっていましたね。

 

さて、野原と言うか田んぼのあぜ道と言うか、まあ、田舎道を歩いているといろいろな花に巡り合います。

これは何て名前の草花かなあ?

なんて思いながら、写真を撮っている怪しいおばちゃんがいたら私です(笑)

 

ここからは、お散歩中に見かけた草花をば。

 

ニゲラ

 

私には馴染みのないお花でしたが、ニゲラ(別名:クロタネソウ)と言うようです。

キンポウゲ科一年草

その名の通り花の季節が終わると黒い種ができるそう。

 

ルピナス

 

こちらは、マメ科の植物のルピナスです。

藤の花によく似た花が天に向かって咲いている姿から、別名を「昇藤(ノボリフジ)」と言います。

 

コマチソウ

 

これもよく見かける花ですよね。

ムシトリナデシコと呼ばれています。

茎の上部が粘着質になっているのでそう呼ばれるそうですが、何となく別名のコマチソウの方が可愛いなあって思ってしまいました。

粘着質になっていても食虫植物ではなさそうで、受粉に関係ないアリなどを花に近づけない為なのだとか。

植物の神秘ですよね。

 

 

こちらはクスダマツメクサ。

やはりマメ科の植物で、1940年代に日本に入ってきて定着したようです。

クスダマツメクサ

 

こちらはソラマメ科多年草クサフジです。

茎に柔らかいヒゲのようなものがはえているみたいなので、ナヨクサフジかも知れませんが。

クサフジ

 

 

こちらはキンレンカ

黄色いかわいいお花、わかりますか。

多分キンレンカ金蓮花)だと思うんですけれど。

米原産のノウゼンハレン科一年草。別名をノウゼンハレン(凌霄葉蓮)ともいう。

美しい花を観賞するためや茎葉や花をハーブとして食用にするために栽培される。

ただし、25℃以上の暑さには弱いので、今の時期だけのお楽しみですね。

キンレンカ

 

 

 

こちらはオルレアです。白くて綺麗なお花。

英名では「Queen anne’s Lace(アン女王のレース)」と呼ばれますが、これはレースづくりが優れていた英国のアン女王にちなんでいるそうです。

別名をホワイトレースフラワーとと呼ぶのはこの為ですね。

セリ科の植物です。

ドクゼリに似ているので、ドクゼリモドキとも呼ばれます。

レースのように可愛らしい花が特徴的です。

花言葉が「可憐な心」「静寂」「繊細な心」と言われるのも頷けますよね。

オルレア

 

因みにドクゼリも似たような花のようですが、その名の通り毒がありますのでセリと間違えて食べないようにご注意ください。

 

 

最後にご紹介するのがこちら。

オオキンケイギクです。

イエローコスモスに似ていますが、葉が違います。

オオキンケイギク

 

河川敷に群生して咲いているさまは、本当に綺麗です。

た・だ・し!

日本には1880年代に鑑賞目的で主にドライフラワー用として導入されました。

繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた側面もあります。

河川敷や道端の一面を美しい黄色の花々で彩る本種は、緑化植物としても観賞植物としても非常に好まれました。

しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されました。

また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定された。

河原植生への本種の侵入がよく注目されますが、低木林や高木林など自然度の高い環境にも侵入・定着が可能だといわれており、河川植生の遷移が進行し森林化しても本種は残存し続けるものと考えられるようです。

 

特定外来生物の指定を受けてからは駆除が行われている例もあります。

本種に限ったことではないのですが、緑化などの目的で野外に外来種を植えることは自然環境保全上あまり好ましいことではないと、現在では考えられています。

 

まあ、人間の勝手で輸入されて定着してしまった外来種は、植物だけでなく魚類や両生類、野生化した哺乳類などもいますが、うっかり海外から持ち込んで、日本の生態系が崩れてしまうことは非常に懸念されていることですね。

これからは、キチンと正されるといいですね  (^^)b

 

これから、梅雨に入り猛暑が来る前に、身近な道端に咲いている植物に興味を持ってみるのも楽しいですよ。

 

 

兎丸拝