どうも、ぺんぎん茶々丸です。
みなさんは信州のソウルフードといえば何を思い浮かべますか?
野沢菜、おやき、蕎麦、くらいかな?
蜂の子やいなごやざざ虫はソウルフードといえるほど食べられていません。
ということで、今回はおやきについて書こうと思います。
上にリンクを貼った動画は銀座NAGANOさんの公式動画です。銀座NAGANOさんのYouTubeチャンネルではほかにもいろいろな信州の郷土料理の作り方が紹介されているので気になる方はチェックしてみてくださいね!
おやきは信州のソウルフードではなかった?
おやきは信州のソウルフードのイメージがあり、長野県全体で広く食されていると思われがちですが、実はそうでもないんです。
私は松本市の出身ですが、我が家ではおやきには全く縁がありませんでした。我が家だけでなく松本市民にはそれほど馴染みがなかったと思います。何しろ高校時代はおやきを食べたことが友だちとの話の話題になったくらいですから。
信州の代表的な郷土料理であることは間違いありませんが、全域で食されるようになったのはここ20〜30年くらいのことだと思われます。
私がおやきの魅力を知ったのも大人になってからで、しかも松本に帰省したときに東京へ帰るあずさの中で食べるために駅ビルで買うようになってからのことなのです。
長野県は広いので山をひとつ越えてしまうと食生活がちょっと変わります。
そもそもおやきとは?
おやきとは小麦粉やそば粉などで作った生地で野菜などで作った餡を包んで焼いたり蒸したりしたお饅頭のようなものです。
長野県の寒冷地である北信地方や安曇野地方発祥で、冬期における米の代用食として各家庭に受け継がれ、お盆の毎年8月14日には仏前の供物として供える風習があったが、次第に観光資源としての価値が高まるにつれて、おやきを常食する食文化のない地域までも含めた長野県全域の名物として広まった。
とあります。そうそう、まさに私がおやきを食べるようになったのも観光資源として松本市にも広がってきたからだったのです。
かつては和菓子店などで販売されていたようですが、1980年代後半にはおやきの専門店も登場し、信州のソウルフードの地位を確立したのですね。
なんとおやきの歴史は縄文時代から!
おやきの歴史は大変古く、縄文時代にはおやきの原型と思われる雑穀を使った焼き餅のような加工品が作られていたようで、富士見町の曽利遺跡からは具がないパン状の炭化物が発見されており、小川村の筏ヶ原遺跡から出土した土器には粉を練って焼いた痕がついていたとのこと。
長野県でおやきといえば小川の庄という会社が特に有名ですが、その商品名が縄文おやきというのはこの筏ヶ原遺跡の出土品にちなんでいるのかな?
おやきの種類
野菜の具を入れたお饅頭のような食べ物のおやきですが、作り方にはいろいろあります。
信州へ行った際にはお好みの調理法のおやきを探してみてください。
加熱方法には蒸かし、焼き、揚げ蒸かし、揚げ焼きなどの方法があります。個人的には表面にちょっと油のついた揚げ蒸かしか揚げ焼きが好きかな。しかも薄皮なら最高。
はいころばしという調理法もあります。囲炉裏の灰の中に転がしたように入れて焼くことからこの名前がついたそうです。以前、生坂村の農家の方が作ったというはいころがしをいただいたことがあるのですが、それはソフトボールくらいの大きさで、こんがりと焼き目のついた表面にはほんのり灰がついていて、固かったです。現在でははいころばしを食べられるところは個人のお家を除いてはないかもしれません。
中に入れる餡は野沢菜の炒めたものや大根干し、茄子、あんこなどヘルシーなものが多いですこちらも同じ大根干しでもみそ味もあればしょうゆ味もあるなど地域やお店によって味が違います。
さらに近年ではあんずやりんごのコンフィチュールなどスイーツ的な要素を持つおやきも登場しました。いろいろな種類があるのでいつもどれにするか悩んでしまいます。
いずれにせよ、皮がそれほど厚くなく野菜などがたっぷり入ったおやきは比較的低カロリーでヘルシーだと思われます。
おやき作り体験
信州にはおやき作りを体験できるお店もありますし、おやき作り体験のついた旅行プランもあります。旅行に行った際にはぜひ体験してみてください。自分の作ったおやきならおいしさも格別かも。
最後に
おやき食べたいけれど信州には行かれない!
そんなあなたが東京の方なら銀座NAGANOで冷凍のおやきを購入することができます。
信州にも東京にも住んでいないわ!という方は最初にリンクを貼ったおやきの作り方の動画を見ながら手作りにチャレンジしてみてください。または思い切ってお取り寄せをしてみるのもいいかもしれません。