信州松本ぺんぎん堂

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祝・放送 神様のカルテ 

どうもこんばんは、茶々丸です。

 

今日は別の記事を書こうと思っていたのですがテレビ東京神様のカルテを観てしまったので、舞台となった松本市出身の茶々丸としてはこれに触れないわけにはいかないと思い急遽「神様のカルテ」を観た感想などを書きたいと思います。

(※ブログを書いているうちに日付が変わって放送日の翌日になってしまったああああ)

www.tv-tokyo.co.jp

 

テレ東では昨年の今頃ドラマBiz枠で小泉孝太郎さん主演の「病院の治しかた ドクター有原の挑戦」を放送していました。神様のカルテの舞台「本庄病院」は松本市本庄にある「相澤病院」がモデルだそうですが、この「病院の治しかた」の主人公である有原のモデルはなんとその相澤病院最高経営責任者である相澤孝夫先生(もちろんすごいお医者さまです!)なのです!

この相澤病院について少し説明いたしますと、松本市には信州大学医学部附属病院神様のカルテでは信濃大学)という立派な病院がありますが、相澤病院は長野県初の地域医療支援病院であり中信地方救急指定病院という地域になくてはならない病院です。

大変個人的なことですが、私はこの相澤病院に入っていく救急車のサイレンを子守歌にして育ったと行っても過言ではないくらい近くで育ちました。だから自分以外の家族はみんなこの病院に入院したことがあるし(どんな病弱家族だよw)本当に家族ぐるみでお世話になりました。なので人一倍思い入れが深いです。それが2年続けてテレビ東京のドラマの舞台のモデルとなるとは感慨深いものがあります。まあ、「病院の治しかた」では原作と違って舞台は山梨県になっていたんですけどね。実話なのに地元の銀行と敵対する話もあるので松本が舞台のままでは各方面に支障があったのかもしれません。

aizawahospital.jp

 

小説「神様のカルテ」は家族が読んでいましたが私は読んだことがなく、櫻井翔さんの映画も観ていません。そこで、せっかくなのでこのドラマが終わるまではこのまま原作を読まずにこのテレ東版のドラマを純粋に楽しみたいと思います。原作とここが違う〜とかそういうところに気をとられないためです。はい。

第一話目の今日のお話はハートフルでとてもよかったです(あらすじはリンクを貼ったテレ東のサイトを見てください)。主演の福士蒼太さん(栗原一止役)と妻役の清野菜名さんはとても爽やかだったし、病棟主任看護師の東西直美を演じた大島優子さん、古狐先生のイッセー尾方さん、大狸先生の北大路欣也さんがとてもいい味出していました。

そして、第1話のゲストは風吹ジュンさん。がん患者さんの役でしたが、何だかうちの母に似ていました。母もがんで相澤病院にお世話になりそこで息を引き取ったので、なんとなく懐かしい、といっては変ですがそのような気持ちになりました。母を診てくださった先生も看護師のみなさんも本当によくしてくださって、母は相澤病院に入院できてよかったなといまでも思っています。

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常念岳 信州大学医学部附属病院の窓からですが……

ところで、今日放送された「神様のカルテ」は松本、塩尻、木曽でロケが行われたようですが、なまじ土地勘があると脳がバグります(笑)。この景色は本庄ではなく市役所からだなとか、この病室からの眺めは本庄から診るのとは違うなとか。男爵(大倉孝二さん)は駅に近い本庄という場所から山に近い岡田か水汲(じゃないかと思うのですが違ってたらごめんなさい)に徒歩ですぐにたどり着いたのか!?とか。自分の頭の中にある相澤病院の立地と違うのでどうしても違和感を覚えてしまうのです。はたまたこんな石段いっぱい上る神社、盆地の松本のどこにあるんだろう?山である浅間か?岡田か?山辺か?中山か?なんて考えたり、松本なのになぜ栗原夫妻が住んでいるのは「御嶽荘」なのだ?と思ったり(御嶽山は木曽にあるのです)。多分、地方在住者あるあるですよね。どの道府県の人も自分の地元が舞台のドラマを見ると同じように感じるのではないでしょうか。それが悪いという意味ではなく、そうやってふるさとに思いを巡らせる時間が取れたことが嬉しかったし、面白かったし、何より松本が注目されることにすごく感謝しています。

 

それから気になることがもうひとつ。ドラマの中に出て来たモンブラン、マサムラのモンブランじゃないかなあ?そんな気がするんだけど。そしてそうだったらうれしいなと思ってしまいます。どなたかParaviか再放送で見た方、教えてください。あ、信州ではいつ放送されるのでしょうね。「病院の治しかた」も東京とは放送日が違いましたよね。松本に在住の方がこれから観る場合、モンブランがどのお店のケーキかもみどころのひとつですよ!(多分)

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

 

原作者の夏川草介さんは大阪生まれで信州大学医学部卒。現在も長野県内で医療に従事しておられるそうです。松本辺りの病院だったらもしかしたら自分か家族がお世話になったことがあるかもしれません。もしも万が一モデルとなった相澤病院に勤務なさっているとしたらお世話になっているであろう確率がグーンと上がります。

しかし、お医者さまのお仕事の傍ら小説も書かれるなんて知力体力ともに鉄人ですね。人は誰かに伝えたい大切なことがあるときには鉄人になれるのかもしれません。

 

今回のドラマ、2時間×4話ですよ。すごく力を入れて制作されています。まさにスペシャルドラマです。テレビ東京は「生きづらい時代の今だからこそ、人々に心に寄り添う物語を届けたい」という思いを込めて作られたそうなので、あと3回、心温まるドラマを楽しみたいと思います。大好きな松本の景色も堪能することもできますしね。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!