信州松本ぺんぎん堂

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松本城の御城印

こんばんは、茶々丸です。

ひと月ほど前、信州から嬉しいプレゼントが届きました。

それがこちらです!

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小笠原家朱印

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戸田家花押印

なんとっ!松本城の御城印(ごじょういん)ですっ。御朱印のお城版ですっ。

これは私の松本城LOVEを知っている信州のツイ友のSさまがわざわざ松本城に行って購入してきてくださったものです。実はわたくし、今年に入って何かのメディアで見るまで松本城に御城印があることを知りませんでした。それでTwitterか何かで「ほしい」とつぶやいたのをSさんがキャッチしてくださったのです。コロナのために帰省を遠慮している私を元気づけようとしてくださったんですね。Sさん、ありがとうございます! (≧∀≦)

 

御城印は2020年時点で全国の500城以上で発行され、なおもその数を増やしつつあるようですが、日本にそんなにたくさんお城が残っているというのが驚きです。日本には一体いくつお城があるのか調べたところ、松本城犬山城など築城当時からいまでも残っている「現存天守」は12城ですが、石垣だけが残っているものや小さな城跡なども含めると2万とも5万ともいわれているそうです。小さな国土によくそれだけ作ったもんだ。

そして、実はこれも全く知らなかったのですが、なんと、日本で最初に御城印を始めたのが我らが松本城だというのです。1990年頃に頒布を開始したそうですが、なぜ御城印を始めたかについては資料が残っていないため不明なのだとか。ななななんだってーー!大事なことなのに。スタート時にはそれほど重要視されなかったということでしょうか。「まあ、売れるかどうかわからんけども一応やってみるじゃんかい」的な。そういうところサラッとしているのが松本人なんですよね。「おれが考えただ」とか「私が発案しただ」とか声を上げないんでしょうね。そんなシャイなところもあります。

 

さて、この御城印のデザインですが、上の画像が第三代城主・小笠原秀政が使用した印だそうです。馬蹄形の枠の中に「弌剣平天下(いっけんでてんかたいらぐ:1本の剣で天下を平らげる)」と書かれています。これは織田信長の三男・信孝が使用していたものを模刻したものだそうです。秀政の妻は家康の嫡男・信康と信長の娘・五徳との間に産まれた子(登久姫)なので、信孝は秀政にとって義理の叔父にあたります。

下の御城印のデザインには戸田家の花押が用いられています。花押というのは平安時代から用いられるようになった書名の代わりに書く記号です。上が第二十三代城主・戸田光則の花押、下が第二十代城主・戸田光行の花押だそうです。

今回、松本城の御城印について調べたところ戸田氏の家紋「はなれ六星」と松平家家紋の「丸に三つ葉葵」がデザインされたものの画像もあったので、もしかしたら時々デザインが変わるのでしょうかね?あるいは何かのイベントの時の特別なデザインとか?どちらにせよリピーターは嬉しいかもしれませんね。

 

スタンプラリー的な意味でも三角のペナント的な意味でも楽しめる御城印。コロナが収束したら全国のお城に集めに行くのもいいかもしれませんね。そのときはぜひ、御城印の発祥地である松本城にも足を運んでいただきたいものです。お城ファンなら欲しくなっちゃう松本城の御城印は券売所で券を購入したら入れる有料エリア内にある松本城管理事務所で販売されています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。