こんばんは、茶々丸です。
暑い日が続いていますがいかがお過ごしですか。
私には夏になると食べたくなる郷土料理があります。本日はそれを作ってみたいと思います。
材料はこちら!
左から三温糖、かんてんパウダー、しょうゆ、木綿豆腐です。何かごはんのおかずを作ると思いますか?
実はこれ、和スイーツの材料でございます。いや、もしかしたらおかずとして食卓に登るお宅もあるかも……という信州の郷土料理、豆腐をしょうゆ味のかんてんで固めたとうふ寄せを作ろうかと思います。
とうふ寄せは私が住んでいた松本市では夏になると出来合のものがスーパーで売られていました。いまこのブログを書くに当たって調べてみると、夏の郷土料理でもあり、お葬式の精進落としや年中行事のごちそうの中に入っていたりする料理なのだそうです。なぜあまり詳しくないかというと、実は祖母が信州人ではなかったので我が家の食卓に信州の郷土料理が並ぶことはほとんどありませんでした。我が家の味は関西系だったのです。私が初めてとうふ寄せを食べたのも大人になってからです。知り合いの家に行ったときにいただいてから気に入ってしまったのですが、我が家での扱いはひどいものでした。家族にとうふ寄せを好きな者はおらず、母に作ってほしいとお願いしても断られ、スーパーに並んでいるとうふ寄せを買ってほしいというと「買ってもいいけどほかに食べる人はいないんだからお前が一人で食べるんだよ」と突き放されたものです。と、まあ、作る前に言うのもなんですがそういう郷土料理です。それほど素朴な食べ物なのです。材料をご覧になったら想像がつくと思いますが、どんなお味かというと豆腐をみたらし味の寒天で固めたもの、です。
作り方は至って簡単。かんてんパウダーを溶かした水に三温糖、しょうゆ、手でちぎった豆腐を入れて冷やして固めるだけ、です。いつもは適当に作っているのですが、今回はこちらのレシピで作りたいと思います。レシピと言ってもいつも目分量でやっているのをちゃんと材料を量るだけなのですが。
材料
木綿豆腐 200gくらい
水 400cc
粉寒天 1本(4g)
三温糖 150g
しょうゆ 大さじ5
というわけでキッチンスケールで三温糖から計ってみたのですが、ここでもう躓きました。
なんと、150gという分量がかな〜り多いのです!ヤバイよね、いま絶賛夏太り中なのに。
そこで砂糖の量は20gほど減らしてみました。
ちなみにこのかんてんパウダーは鉄道会社系のスーパーのプライベートブランドですが、かんてんぱぱの伊那食品工業さんが作っています。
かんてんパウダーの袋には1本を500ccの水で溶くように書いてありますが、豆腐から結構水が出るので材料の水400ccという分量は妥当だと思います。
しょうゆ大さじ5はいつもよりかなり多そう。
豆腐は残ってもアレだと思って1丁全部入れてしまいました。豆腐にも火を通すのがポイントらしいです。
豆腐に火が入って粗熱が取れたら容器に入れて冷やしたらできあがりです。
というわけでできあがりはこちら。
とても真っ黒なとうふ寄せができあがりました!
なんじゃこりゃ〜!(((( ;゚Д゚)))
黒糖が入ってますとかコーヒー寒天ですといってもわからないでしょう(汗)!
味はというと……ううう、う〜ん、見た目通りイマイチ。いつもの目分量で作った方がおいしいです。
ということで敗因を考えてみるに問題はふたつ。
ひとつには砂糖はもう少し減らして100gくらいでもよかったかも。
そしてもうひとつの問題が大きいのですが、しょうゆが多すぎました。というのもJA松本女性部さんのレシピが悪かったわけではなく、うちのグルテンフリーのおしょうゆはとても味に角があるしょうゆなので大さじ5も入れると主張が強すぎるのです。まろやかなおしょうゆなら大さじ5でもいいのかもしれません。我が家のおしょうゆの場合は大さじ1くらいで丁度よかったのかも。
ということで茶々丸的とうふ寄せの材料のお勧め分量は砂糖100gくらいとしょうゆ大さじ1〜2です。
念のためにもうひとつとうふ寄せレシピのリンクを貼っておきます。
私が作ったものの写真で「とうふ寄せってこんな料理だったんだ〜」と思われてもいけないので一般的なとうふ寄せの写真も貼っておきます。
こちらが真正とうふ寄せです。
みなさん、成功すればおいしい料理なのでぜひチャレンジしてみてください(笑)
っていうかさー、かんてんぱぱでとうふ寄せの素作ってくれないかな〜。それが一番いい気がする!伊那食品工業さん、お願いします!
ということで本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
【追記】
作ったその日にはイマイチだったとうふ寄せだったのですが、一人で食べきれず何日かかけて完食したのですが、2〜3日経ったものは味が馴染んでしょうゆのカドもとれておいしくなっていました。魚も肉も熟成させるとおいしくなるそうですがとうふ寄せもそうだったのかな?
また、すき焼きにリメイクしてもおいしくいただけました。
(2021/07/31)