ご無沙汰しております、ぺんぎん茶々丸です。
昨日(2022年2月10日)、東京でも少し雪が降りました。
降り出したのは午後からでしたが、朝はこんな感じでした。
東京都庁の高さは243.4メートル。上の方はもう雲の中にあるといった感じでしょうか。
あまり雪の降らなそうな空の色。雪が降る時って空の色が独特な色になりますよね。なので朝のニュースでは記録的な大雪になる恐れがあると言っていましたが私は雪はあまり降らないだろうなと思いました。
そして夜。
写真には写っていませんが大きくて水っぽい雪が降っていました。もしかしてiPhoneの手ぶれ補正で雪が写らないのかな???雪の中の都庁を撮りたかったのですがこれでは単にうすぼんやりとした都庁でしかないですね(涙)。
部分的には少しだけ雪が積もっているところもありました。
ね。めっちゃ水っぽいでしょう?
東京の雪は大体すりおろしりんごみたいで信州の雪よりも水っぽいです。
同じ冬でも信州の冬と東京の冬は大分違うように感じます。
そこで今回は茶々丸が感じる信州と東京都心の冬の違いについて書いてみたいと思います。
松本生まれ松本育ちの私から見ると東京の人はものすごく寒がりな気がします。もしかしたら暖かい地方から上京してきた人たちが多いんでしょうかね?
東京ではすでに11月くらいからダウンを着ている人をみかけるようになりますが、信州出身の私はまだ11月にダウンを着ることはできません。汗みどろになって周囲のみなさんにご迷惑をかける事態になってしまいそうだからです。そういえば大学生になって上京して初めての冬(といっても11月)、「東京はあったかいな〜」と思いながら売店でアイスクリームを買って部室に行ったらそこにいた友人たちに驚かれ「雪女」呼ばわりされたことを思い出しました。私のファッションもトレーナー1枚で、厚手の上着を着たみんなとその点でも違いがありました。そのとき部室にいたメンバーは関西、四国、九州の出身者だったので東京の11月でも強烈に寒く感じたのだと思います。私が雪女なわけではないと信じたい。
そして東京では12月くらいになるとみんなダウンコートにマフラーをするなど暖かい服装で歩いていますが、信州人の体感ではそれほど寒くありません。電車の中も建物の中もすごく暖房が効いているので信州では信じられないくらい薄着で歩くことができます。厚めの上着を着ていれば下はワイシャツだけでも生きていかれるんです。松本に住んでいたときにはセーターは必須の衣類だったのに、東京でセーターを着る機会はほとんどありません。冬、松本に帰省するとセーターが欲しくなってついつい買ってしまいますが、普通に生活していれば東京でそれを着ることはほぼないのです。
大体、東京は普通に歩くだけなら冬、手袋をせずに歩けることがすごいです。外でずっと作業をするようなときにはわかりませんが、買い物に行く程度なら手袋をしなくても全然大丈夫です。松本に住んでいたときには手袋をしていないと指がかじかんでうまく動かせなくなるし、歩いていると寒さで耳が取れそうだと感じましたからね。
そんなわけで気温がそこまで低くない上にどこへ行ってもちゃんと暖房が効いているので東京では冬でも制汗剤があった方が精神的に安心できます。
逆に東京から見た信州、というか生まれ育った松本限定になってしまいますが、東京から見た松本の冬はどうかということも書いてみたいと思います。ほんの少しでもこれから信州へ移住する方の参考になればいいかなと。
まず言っておきたいのは信州は冷えます。気温が同じくらいなら東京よりも松本の方が底冷えがします。なぜか寒さの質が違うんです。これ、わかる方いらっしゃいますかね?例えば気温が0度だったとすると東京の0度の方が生きていかれると感じるというか、信州の0度は体感温度が違います。冷え冷えします。まるで冷蔵庫の中にいる感じがします。寒さが新鮮といいますか……。これは何故なんでしょうかね?そうそう、歯の根が合わないという言葉がありますが、恐怖でなく寒さでそんな体験ができますよ。
夏場、松本市には冷房の効いたお店はほとんどありませんが、冬も暖房をあまり期待しない方がいいです。飲食店に入ってもそれほどガンガン暖房が効いているわけではないので窓ぎわの席は冷えます。寒いです。東京だとデパートや地下街は暖かくて安心できますが、そういった安心感はそれほどありません。東京だとデパート内では上着を脱いで歩いても全然平気というか上着を着て歩いていると汗ばむくらいですが、松本だと上着を着たまま歩いても汗をかきません。なぜか冷暖房は必用最低限な質実剛健な県民性というか市民性なんですね。気温的には信州よりももっと寒い北海道や東北の方が建物内は暖かいと思います。私は真冬の北海道にヒートテックを着ていって後悔しました(笑)。ずっと外にいるなら必須だと思いますが、室内にいることが多いなら北海道でヒートテックはいらないと実感しました。北海道の暖房は太っ腹です。そこへいくと我らが松本の多くのご家庭では誰もいない部屋の暖房はつけないので、昭和や平成の初期に建てた家では部屋の中が底冷えしています。畳の冷たさといったらつま先立ちで歩かないとつらいほどです。私はマンションのドアが凍りついて開かなくなるというアクシデントにも見舞われたことがあります。
信州は車社会ですが、早朝の車の寒さも覚悟がいります。エンジンをかけて温まるまでの時間が恐ろしく長く感じます。ハンドルも氷のように冷たいし、青空駐車だとフロントガラスの霜や雪を溶かす作業から始めなければなりません。そうそう、私は車のドアが凍りついて乗れなくなったこともありました。そのときは幸いバックドアが開いたのでそこから乗り込みました。
こんな風に書いていくと松本の冬は大変そうだな、つらそうだなと思われるかも知れませんが、実は私は松本の冬、大好きなんですよね。この寒さがあるから人として少しだけシャキッとできたり、温かさをしあわせに感じられる気がして。松本はあまり雪が降らないのですが、子どもの頃は雪が降ると虫めがねを持って外に出て雪の結晶を観察しました。凍えるほど寒くてもその美しさに見とれたものです。コロナもありもうここ数年松本の冬を味わっていませんが、また松本で冬を味わいと思っている茶々丸です。
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ということで本日も最後までお読みいただきありがとうございました。