皆さまこんばんは。
蒼月です。
先ほど、こんな話題を見つけました。
長野県内の全日制県立高校のうち、ちょうど半分で制服がないことが分かりました。
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年12月15日
全国を調べると、東日本では制服がない学校が一定数ある一方で、西日本では逆にすべての学校で制服があるという回答が目立ちました。
制服がなく、私服の理由は…
特集記事から
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なるほど、中信地方の学校が割と私服が多そうですね。
因みに、私も私服の学校に通っていました。
なぜなんでしょう?
認識としては、私立高校が制服で、公立高校が私服と言うイメージですが。
全国的にはどうなのかと言うと、NHKさんから画像お借りしました。
なるほど。
比較的、長野県は私服の学校が多いことが分かりますね。
学校によっては、私服だけれども、野球部は学ランなんて学校もあります。
まあ、私服だからと言って、華美な服装をする子も少ないし、そんなに気になったことがないのが本音です。
入学式には、中学校の制服を着て出席しますが、それも別に、不思議だと思ったこともなかったのです。
一時期、なんちゃって制服ブームがあって、制服っぽい私服を着て登校するような子も見られましたが、今はあまり見かけなくなりました。
では、なぜ長野県には私服の学校が多いのでしょうか?
NHKニュースでは下記のように分析しています。
長野県は割とリベラルな地域なのか、生徒の考え方を尊重するような機運がほかの都道府県よりも高いことも影響していると思います。1960年代後半に盛んだった学生運動の波は高校にも広がり、その際に「制服の画一化はよくない」「制服はわれわれ生徒を管理する象徴ではないか」という風潮が一気に高まり、制服の自由化が進んだのではないでしょうか。(教育ジャーナリスト小林哲夫さん)
まあ、リベラルなのは認めます💦
長野県は、高校名も「長野県立〇〇高等学校」ではないんです。
「長野県〇〇高等学校」になります。
これも、リベラル性と言うか、自治独立の気風が影響されているようです。
また、小林さんは、「因果関係はわからないが」と前置きをした上で、「長野や宮城そして北海道の高校の名前には“県立”“道立”を付けずに呼ぶことがある。一般的には、長野県立○○高校とするところ、長野県では“県立”をつけずに呼び、それは宮城や北海道でも同じだ」ということでした。
その理由を尋ねると「明確な答えはないが、学校はお上のものではなく、大衆のものだという意思表示ではないか」と話していました。
多くは、1960年代~1970年代の大学の学生運動に影響を受けたようです。
「高校生はかくあるべきだ」とか押しつけられるような雰囲気が当時ある中で、高校生は「自分たちで自分たちのことを決めたい」と思ったのです。自由や自治を求めていろいろなことに参加、発言していく時代の風潮がありました。
さすが、うわさに聞く、百姓一揆勃発数が全国一だと言う県だけのことはありますね。
簡単にまとめると、
“学生運動で制服自由化を訴えた高校生の主張が通り、そうした流れが広がった”
“生徒の主体性を尊重する風土があった”
と言うことになるようです。
皆さんの高校時代は、制服でしたか?私服でしたか?
アロハシャツを着て学校に通っていた自分でも、怒られなかった自由性が、長野の学校にはあったようです。
蒼月記