こんばんは、茶々丸です。
今日はちょっとショッキングなニュースが飛び込んできました。
それがタイトルに挙げた「2025年2月松本パルコ閉店」です。
1984年に開業した松本パルコ。
長野県では松本市と長野市の間でライバル意識があると言われており「『松本にはパルコがあるから松本のほうがスゴイ！』と松本市民は言っている」などと信州関連の雑学本で揶揄されたりしていましたが、県内唯一のパルコであり都会の風を信州に運んでくる場所だったんですね。
そんな松本市民に愛され続けたパルコですが、2017年に開業したイオンモール松本など競合店の開業やリニューアルが続いたり、通販の普及により経営体力が低下したことが原因で閉店となってしまったようです。
私は比較的パルコに近い場所に住んでいたので、松本市民時代はよくフラフラしに行ったし、知り合いも働いていたし……といろいろな思い出があります。私はよく地下の本屋さんを物色していました。「リトル・トリー」という本を買ったり、お誕生日にMさまから「ソフィーの世界」を買ってもらったり、そうそう「かようびのよる」や「まちがいペンギン」といった絵本もその本屋さんで買ったなあ。
それに、パルコで買ってもらった洋服、未だに着ていたりします（物持ち王です）。
私は3年に1度くらいしか帰省できていないので松本パルコにそうそう足を運べるわけではないのですが、帰省すれば必ず遊びに行っていました。
店内をなんとな〜くブラブラしたりするのも楽しかったのですが、一番のお目当ては「５HORN」のケーキです。現在は「GOSENJAKU 5HORN Dining」という店名になったようですね。GOSENJAKUというのは上高地の五千尺の五千尺で「五千尺ホテル上高地」の「スイーツカフェ＆バーLOUNGE」のケーキを手掛けるお店なのです。
ここのケーキがとてもおいしくて、松本に帰ったら絶対に一度は５HORNのケーキを食べないと気がすまないんですよね。帰省の楽しみとでも言いましょうか。
５HORNのテイクアウトのお店はイオンモールやアイシティ、井上百貨店、松本駅ビルにありますが、店内で味わえるのはPARCOだけだったような気がします。なのでパルコがなくなること自体ももちろん寂しいのですが、真っ先に「５HORNはどうなっちゃうの!?」と思ってしまいました。
閉店も２年に迫ったパルコと５HORNのケーキを満喫するために、いますぐ松本に帰りたい気分です。ああああ、誰か雇ってくれたらUターンできるんだけどなあああああ（割とマジで）。
などと考えながらiPhoneに保存されているケーキの写真を見返しましたよ。上に何枚か載せておきましたが、どれもおいしそうだと思いませんか？
お店の南側がちょこっとガラス張りになっていて、そのガラスの向こうに池があり、そこを泳ぐ人面鯉を見ながらケーキを食べるのが好きなのです。金色の鯉がなんとなく人面鯉に見えるんですよ。
時代は変わるとはいえ、親しんだ場所がなくなっていくのはやはり寂しいですね。数年に一度しか行かないくせに。
松本は商都だといわれていますが、そういえば市民に愛されつつなくなっていったデパート的な商業施設は駅前にいくつかあったんですよね。
昭和時代には「はやしや」「はやしべ」「井上百貨店」があったのが、残っているのは井上百貨店だけで、それも規模は縮小されていたりします。
昔親しまれていたその他のお店もどんどん姿を消していっているような気がします。例えば文房具店の「遠兵」、本屋さんでいえば「鶴林堂書店」、1845年創業の「知新堂」という陶磁器店も2020年に閉店したし……数え上げればきりがないですね。
そうやって街も新陳代謝を繰り返しながら新時代の人たちへと引き継がれていくのでしょうか。
ということで、ショッキングなニュースにとりとめのない文章になってしまいましたが、私の松本愛、パルコ愛が伝わっていれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
