こんにちは。
信州松本ぺんぎん堂安曇野支店の蒼月です。
今日は、自動車を運転する人の話題です。
「あなたは横断歩道で一時停止しますか?」
自動車を運転する方は、横断歩道で人が立って渡ろうとするときにどうしますか?
実は、横断歩道での一時停止率は、JAF(日本自動車連盟)が調査を行っています。
目的
JAFが実施した「交通マナーに関するアンケート調査」(2016年6月)の設問の中で、「信号機のない横断歩道で歩行者がわたろうとしているのに一時停止しない車が多い」と思う方は86.2%(「とても思う」が43.7%、「やや思う」が42.5%)に達し、このような場面で一時停止しない車が多い傾向でした。この実態を把握すべく「信号機のない横断歩道」に着目し、2016年から全国で実態調査をしています。
今後、横断歩行者の事故や死傷者の減少の一助となるよう「信号機のない横断歩道」における車の一時停止率の向上をはかって参ります。(JAF HPより)
全国平均によると、約7割が横断歩道前で一時停止しないのです。
なるほど。
で、つい、我が長野県はどうかと調査結果を見てみました
- 長野 82.9%
- 兵庫 64.7%
- 山梨 64.6%
- 静岡 60.8%
- 熊本 57.3%
なるほど~。
2022年度の結果ですが、長野県はダントツで一位でした。
実は調査を始めた2016年から、6年間長野県は一位なのです。
何故なのでしょうか?
長野県でクルマの停止率が高い理由として、まず県民の習慣として根付いているということが考えられます。
長野県では子どもの頃から、横断歩道で止まってくれたクルマのドライバーに対してお礼をするように指導しているケースがあり、実際の場面でも歩行者が横断歩道を渡っている最中や渡り終えた後にしっかりとハンドサイン、お辞儀などをしている様子が見られます。
歩行者がいるときに横断歩道の前で一時停止するのはドライバーの義務であるとはいえ、道を譲った歩行者からお礼をされれば悪い気分になる人はいないでしょう。
そして次もきちんと止まろうという気持ちが生まれる可能性があります。
また、お礼をするように指導されていた子どもたちが大人になりクルマの運転を始めると、同じように歩行者に道を譲るようになることが想定されます。
す。
(くるまのニュースより)
なるほど~。
確かに、横断歩道で停止すると、必ずと言っていいほど、お辞儀をしてくれますね。
知らん顔で渡られるよりは気持ちがいいものです。
さらに、
夜になると光る標識って、見たことありませんか?
上図のような標識が2013年から導入され設置始めました。
これは長野県警が独自に開発した「外周発光装置付き横断歩道標識」と呼ばれる道路標識です。
2015年に、信州大学がこの道路標識の導入効果について調査・分析したところ、歩道の端に歩行者がいる場合の停止率が、設置前と比較して約3倍に増加したそうです。
このような工夫も、横断歩道一時停止率の向上につながっているのですね。
長野県の停止率は、実はこの調査が始まった2016年時点は48.3%でしたが、2017年に64.2%、2018年に58.6%、2019年に68.6%、2020年に72.4%、2021年に85.2%と増加傾向になっていることから、調査結果が公表されることで県民の意識がより上がったと考えられます。
(くるまのニュース)
如何でしたか?
私も、横断歩道の端に人が立っていたら、キチンと停止できるドライバーになろうと思いました。