信州松本ぺんぎん堂

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寒天日本一の信州の寒天スープ

今日の私の朝食はスープでした。普通のスープではありません。寒天のスープです。

信州で寒天といえば知る人ぞ知るかんてんぱぱ

そう、今日いただいたスープはかんてんぱぱのオクラ&めかぶのスープです。

寒天のスープオクラ&めかぶ

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またまた封の開いたものですみません(汗)

寒天は成分のおよそ9割が食物繊維であり、しかも水溶性と不溶性の2種類の食物繊維を併せ持つらしいのです。美しい腸に寒天は欠かせないとわたくしは勝手に思っています。しかもノンカロリーじゃないですか。わたくしは寒天を積極的に食事に取り入れています。

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中袋です「具材たっぷり」の文字は嘘じゃない

ちょっと大きめの袋に入っています。大きな字で熱湯180mlを注いでかき混ぜると書いてあるのが親切です。大体食品の注意書きは小さいですから(笑)。

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小袋の中にスープが!

器に空けるとなにやら粉末の入った袋が出てきますが、なんとこれは寒天でできた袋!これを破かずにそのままお湯を注ぎます。すると寒天でできた袋はあっという間に溶けてしまいます。面白いアイデアですね!

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できあがり!

オクラとめかぶ、ごま、そして四角い寒天とたくさんの具が入っていて大満足!

一緒にカロリーの高いもの、糖分の高いものを食べても寒天の食物繊維が何とかしてくれるのではないかと思ってしまいます。寒天万歳!

しかも、スープがちゃんとおいしい!やっぱり冬はスープですよね。

 

かんてんぱぱとは

かんてんぱぱのブランド名で知られる伊那食品工業は信州が誇る寒天、ゲル化剤の製造会社です。一般市場ではかんてんぱぱで知られ、業務用ではイナアガーで知られています。イナアガーって怪獣っぽい名前だけど違いますよ。アガーは英語で寒天のことです。

子どもの頃からかんてんぱぱのCMを見て育った私にはかんてんぱぱ製品はとてもなじみ深いものです。カップゼリー80℃ババロリアババロアの素)などでときどき母がデザートを作ってくれました。かんてんぱぱのゼリーやプリンは東京でもカルディで見かけます。

 

伊那食品工業の最高顧問・塚越寛さんは木の年輪のように毎年少しずつ成長していく「年輪経営」を掲げ、景気などの外部環境に左右されることなく着実に成長することを目指し、48期連続増収増益を達成しました。また、社員の思いに応えようと福利厚生を充実させ、利益は社員への給与や福利厚生などに使ったあとの残りカスだと言い切る名経営者として知られています。トヨタ自動車帝人など日本を代表する大企業の経営幹部のみなさんが塚越さんに話を聞きに行くと聞いたことがあります。

www.glocaltimes.jp

会社の待遇や環境がいいせいなのか、かんてんぱぱのお店やカフェに行くと社員のみなさんがとてもさわやかで接客態度がいいので、かんてんぱぱの商品自体は決してお安くないもののまたお店に行きたいなと思ってしまいます。

何を隠そうわたくし、かんてんぱぱの大ファンなのです///

実は、今回ご紹介したスープはコロナでロックダウンが噂されていたときに食料の備蓄品として買ったもののうちのひとつなのです。どうせ備蓄するなら自分の心を豊かにするものを買おうと考えて、大好きな信州の大好きなかんてんぱぱの食品を何種類か買いました。備蓄は日持ちや栄養を考えることが大事なのはもとより、心が落ち着くもの喜ぶものであった方がいいと茶々丸は考えています。もしも万が一備蓄品でしか生活できない日が来たとしたら、食物繊維もとても大切になると思うので、そういった意味でもかんてんぱぱのスープやぞうすいなどお湯をかけるだけで食べられる寒天食品を備蓄しています。

 

信州の寒天は日本一!

信州は海なし県ですが、寒天の出荷量は日本一です。

なぜ海なし県の信州で海藻を原料とする寒天の生産が盛んなのかというと、産地である諏訪や伊那地方は冬の寒さが厳しく雪もあまり降らず晴天の日が多く乾燥した気候なので溶かした海藻を固め、その後乾燥させる作業にもってこいの場所なのです。

江戸時代末期、現在の茅野市玉川から関西に出稼ぎに出ていた小林粂左衛門は京都で寒天を見て「おらほの村だってうんと寒いだで寒天づくりにいいじゃねえかやあ」と言ったかどうかはわかりませんが、故郷信州の寒さは寒天づくりに適しているのではないかと考えて諏訪地域に作り方を広めたそうです。すると諏訪地域で農閑期の副業として広まり根付いたのです。いまでは工業的に世界各地で粉の寒天が作られていますが、天然角寒天が作られるのは日本のこの諏訪地域だけだといわれています。

 

最後に

最近毎日自分の食事の報告をブログでしているような気がしますが、でも私は自分で食べたり飲んだりしておいしいと思ったものだけをご紹介したいと思っています。いくら愛する信州のものでも微妙なお味を紹介してはとても申し訳ないと思うので(^0^;)

これからも自分が納得した信州の味をご紹介していきたいと思います。コロナが落ち着いたら信州の素敵な場所にも行って記事にしたいです。

それでは、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

これもおいしいです