信州松本ぺんぎん堂

信州にまつわる情報を愛を持って発信しています!

まるでスイーツな絶品ジャム

どうも、茶々丸です。

今回も信州からのもらい物シリーズで攻めたいと思います。

それがこちら!

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85グラムのおいしい小瓶

数ヶ月前に松本のM.Oさんから送られてきたジャムです。

左が信州産あんずジャム、右が栗プレミアムジャムです。

それでは順番にご紹介していきます。

 

あんずジャムはまるでデザート

以前もブログに書きましたが、わたくし、あんず大好き。

shinsyu-matsumoto-pengin-dou.hatenablog.com

せっかく送ってもらっていたのにもったいなくてなかなか封を開けられずにいましたが、米粉パンを手に入れたので意を決して食べることにしました。わたくし、特別なものになかなか手をつけられない質なんです。

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果肉の姿が残ってる!

果肉がしっかり残っています。

トーストした米粉パンにつけて食べると、すごくおいしいです。バターを塗った上からまたこのあんずジャムを乗せて食べてもおいしいです。

ほかのメーカーのあんずジャムよりも酸味が少々強めです。それが爽やかでおいしいです。あんずの持つ酸味を活かした逸品です。

これは別にパンに塗らなくてもこのままイケるんじゃないか?と思ってスプーンでひとさじすくって口にすると………めちゃくちゃおいしいです!85グラムと小さな瓶なので一気に食べてしまいそうです。なんとか理性で3さじに抑えました。

ふぉぉ〜、おいしいなあ!

もう、ジャムじゃなくておしゃれにコンフィチュールと呼んであげたい!

ちょっと冷やしてこれだけをデザートにしても十分いけると思います。

 

原材料はこちら。

あんず(信州産)、ビートグラニュー糖(国産)、レモン果汁(国産)

やっぱりあんずは信州産ですよね!生産量日本一ですから。

ビートグラニュー糖というのも気になったので調べてみました。

ビートグラニュー糖はてんさい糖のことで、さとうきびから作られるグラニュー糖よりも若干あっさりとした甘みが特徴で、製品にした場合もすっきりとした甘みになり、ジャムに最適なのだそうです。

なるほど、たしかにこのジャムはあっさりとした甘みで、パンのお供ではなくデザートとして食べてしまいたくなるわけです。

 

栗プレミアムジャムはまるでモンブラン

続いては栗プレミアムジャム。

こちらは以前から度々M.Oさんに送ってもらっていました。なぜ度々かというと大好物だからです!

こちらの原材料は

栗ペースト(国産)、牛乳(ジャージー/信州産)、ビートグラニュー糖(国産)、生クリーム(国産)、栗渋皮煮(国産)

使われている牛乳は地元の八ヶ岳高原産のものです。キャラメルベースの栗ジャムに栗の渋皮煮のカットがゴロゴロ入っています。これでおいしくないはずがない!

これもパンにつけずにそのまま食べてもいいクオリティです。

もちろん、そこは理性で抑えてパンにぬってまるでモンブランや〜と思いながら食べていますけれど。この栗のジャムを食べているとき、わたくし本当にしあわせです。

 

 傑作ジャムを作ったのは小海町の会社

さて、これらのジャムを作っているのは南佐久郡小海町のたかちゃん・ファームさん。

地元の八ヶ岳山麓では新鮮で良質な牛乳やさまざまなフルーツも採れることから、その地元でとれるものを使ってジャムなどの食品を作っている会社です。

また、サイトを見ると徹底した手作りにこだわっているとのことで、コンロの上にズラリと同鍋が並んでいる写真がありました。1日15,000回手で回すと書いてあります。この鍋の前で丹念にヘラでかき混ぜながらジャムを作っているのでしょうか。

それにしてもきれいな工房ですね!

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たかちゃん・ファームHPより  http://takachanfarm.com

www.slow-style.com

 たかちゃん・ファームにはカフェもあるようなので機会があれば行ってみたいです!

 

信州は日本のジャム発祥の地!?

それにしても、信州はジャムが多いような気がします。

最初にそのことに気づいたのは高校生の頃に軽井沢に遊びに行ったときです。おみやげやさんはどこもたくさんのジャムを置いていました。

そのときは長野県はたくさん果物が採れるからジャムにするのかな〜、果物は生で食べるのが一番おいしいのにもったいないな〜、なんて思っていました。けれど、旬のおいしさを長く味わうにはジャムに加工して食べてもよいのですよね。今回ご紹介したあんずジャムや栗プレミアムジャムのようにスプーンで食べ出したら止まらなくなるくらいおいしい商品もあるのですから。

そして今回、それでもなぜ信州にはジャムが多いのかを調べてみると、なんと、日本のジャムのルーツは信州にあったかもしれない、ということがわかりました。

日本では4月20日がジャムの日に制定されていますが、それは明治43年のその日に長野県知事から明治天皇へジャムが献上されたことにちなんでいるというのです。

 

献上されたジャムを作ったのは三岡村(現在の小諸市三岡)の塩川伊一郎父子で、この地域では鮮やかな紅色の野生のいちごが発見されたことがきっかけで全国でもいち早く本格的なジャムづくりがスタートしたのだそうです。そして御牧ヶ原台地にいちご平という地名ができるほどいちごの露地栽培が盛んになったのだとか。 

いちご平なんてかわいい地名ですね!

www.city.komoro.lg.jp

最後に 

今回、信州は明治以来、果物栽培とともにジャム作りが盛んであったことを知って信州のいろいろなジャムに興味が出てしまいました。調べてみると信州では複数の会社がジャムを作っていたのです。有名処では軽井沢の沢屋とか松本のスドージャムとか。また進化も著しく、いまではりんごバターやミルクを使ったもの、めずらしい果物で作ったものなどスーパーの棚にはあまり並んでいないような種類のものがいろいろあるんですよね。それにジャムは材料の切り方、加熱の方法で味や食感も驚くほど違ってくるそうなので別々の会社のものを食べ比べるのも面白そうです。

冬の間は生で食べられる果物の数は減ってしまいますが、そのかわりおいしい信州産のジャムを楽しむことにしました。ますますおなかのあたりが健やかに育ってしまいそうだなあ………。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!